メンテナンスユーティリティ
Macユーザのための総合メンテナンスユーティリティ
テックツールプロ 5
アクト・ツー
テックツールプロ 5は、Macユーザのためにつくられた総合メンテナンスユーティリティだ。直感的に操作できるグラフィカルなインターフェースで、初心者からプロフェッショナルまで、高度なメンテナンスを行うことができる。

テックツール5パッケージイメージ
「テスト」「ツール」「レポート」3つの基本性能
テックツールプロ 5は、PCのトラブルを事前に発見し、修復するためのメンテナンスソフトウェアだ。最大の特長は、Macのハードウェア全体のチェック機能を搭載している点だ。Apple社からも高い評価を得ており、その証に診断機能のみを持った簡易版ともいえる「TechTool Deluxe」が、同社の提供するオプションサポートであるAppleCare Protection Plan に公式に採用されている。
本製品の基本的な性能は、「テスト」「ツール」「レポート」の3つにカテゴライズされている。
「テスト」は、PCの様々なハードウェア、ドライブ、その他のシステムを検査するカテゴリ。プロセッサなどPCの根幹だけでなく、USB、FireWire、ネットワークなどの接続系統まで、正常に動作しているか、破損はないかを確認することが出来る。総合テストである「コンピュータテスト」では、「メモリテスト」「ビデオメモリ」「サーフェススキャン」「SMARTチェック」「ボリューム構造」「ファイル構造」をワンクリックで一括して行ってくれる。検証環境ではすべて終えるまでに2時間ほどの時間がかかった。
「ツール」には、必要に応じて行うメンテナンスが収められている。ファイルの断片化を解消する「ファイル最適化」や誤って削除してしまったファイルの復旧を行う「データリカバリ」など、PCのパフォーマンス向上、安定、修復に役立つ機能が搭載されている。緊急用起動ボリューム「eDrive」の作成も「ツール」カテゴリで行う。
「eDrive」とは、基本的なMac OS X システムとTechTool Pro が入った非常用起動パーテーション。ハードディスクドライブ上にあらかじめ作っておけば、トラブルでシステムが起動しないときに、ここから起動を行って、メンテナンスや修復、データのバックアップなどを実行できる。修復用DVDや補助ハードディスク無しにトラブル対応できるので、外出先で使用することが多いノートPCユーザにおすすめだ。
3つめのカテゴリである「レポート」には、今までに行った「テスト」「ツール」の内容が記録されている。画面に、日時や内容、結果などがリストで並んでおり、選択するとその詳細も表示される。問題が起こった時期の確認がひと目で出来るので、テクニカルサポートへの連絡時にも役立つだろう。
ウィンドウは、グラフィックアイコンが大きく、PCのタイプや接続されたハードディスクなどもイラストで表示される。ほとんどの操作は、行いたい項目を選択して実行ボタンを押すという2ステップでできるので、初心者にも分かりやすい。
新機能「 TechTool Protection 」
テックツールプロ 5から新しく加わった新機能が「 TechTool Protection (テックツール プロテクション) 」だ。これは、ハードディスクの SMART チェックなどのメンテナンスを、自動で定期的に行ってくれる機能だ。すべてバックグラウンドで行われるので、わずらわしさは一切ない。もしメンテナンス後異常が確認された時には、ユーザーにメールで通知するよう設定することもできる。PCの状態をいち早く知ることで、トラブルの予測や回避があらかじめできるようになる。また、ディレクトリ構造情報のバックアップも同時に行うので、万が一ハードディスクにトラブルが発生してデータが消失しても、復元できる可能性が高くなる。詳細の設定は、システム環境設定のTechTool Protectionパネルから行う。ここで、各種チェック、自動バックアップの間隔や、警告メール送信の設定などをカスタマイズできる。
従来は、「テスト」にある検査を自己の判断で定期的に行う必要があったわけだが、目に見えるトラブルがない場合、メンテナンス作業はついつい後回しにしがちだ。特別な作業をしなくても常にPCの状態を確認してくれる「TechTool Protection」は、ものぐさなユーザーには非常にありがたい機能といえるだろう。極端にいうならば、「ハードディスク」という言葉も知らないPC初心者でも、「TechTool Protection」をONにして、月一回「コンピュータテスト」を実行するだけで、かなり効果のあるメンテナンスが行えるのではないだろうか。
製品は、ダウンロード版とパッケージ版の2種類が用意されている。ダウンロード版では、起動ボリュームへの eDrive 作成や最適化、ワイプデータ機能、ボリューム構造チェック・再構築が実行できないので注意が必要だ。
PCを使っている限り、システムのトラブルが起きる可能性はいつでもある。テックツールプロ 5は、万が一のときの救済措置であると同時に、そのような事態を避けるために常にバックグラウンドでPCをケアしてくれる、いわば保険のようなものだ。システムダウンの恐怖を一度でも経験したことのあるユーザーなら、テックツールプロ 5は安い買い物だと感じるだろう。

「テスト」ウィンドウ。起ち上げと同時に、現在のPCの状態がメーターのアイコンで表示される。下方のバーグラフは、個々のコアプロセッサのリアルタイムの使用状況

「ツール」ウィンドウ。上方にPCのタイプと接続された外付けハードディスクがイラストで表示される。右下は「eDrive」の設定画面

「レポート」ウィンドウ。今までに行った「テスト」「ツール」の内容、結果が一目で分かる

システム環境設定の「TechTool Protection」パネルの「ボリューム使用状況」設定画面。空き領域が十分ならバーグラフは緑、設定より少ない場合は赤になりアラートが表示される。これらの実行・停止や、詳細の設定は全てこのパネルで行う

「テスト」で「コンピュータテスト」を行っている最中の画面。進行状況、残り時間などが表示される
(清 直美)
■価格
8,800円 テックツールプロ 5 ダウンロード版
12,800円 テックツールプロ 5 パッケージ版
■動作環境
OS:Mac OS X 10.4以降、Mac OS X 10.5 対応
CPU:Power PC G4 以上、及び Intelプロセッサ 搭載 Mac
メモリ:512MB以上
その他:DVDドライブ必須
■問い合わせ
株式会社アクト・ツー
http://www.act2.com