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Adobe Illustratorプラグイン

ポイントやハンドル操作なしで、llustratorの描画操作を自由自在に!

Xtream Path

フラッシュバック

Illustratorのプラグインソフト、Xtream Path(エクストリーム・パス)がCS4に対応してv1.3となった。Xtream Pathは、ポイントやハンドルの操作なしで簡単にパスの編集を可能にする33のツールと、3つのフィルタ・効果をIllustratorに追加する。


Xtream Pathパッケージイメージ


追加される機能

Xtream PathをインストールしてIllustratorを起動すると、ツールパネルに新たな33のツールが追加される。追加されるのは、パス編集と描画に関するものだ。ここからツールを選択すると、設定を行うパネルが表示され、パネル下部には使い方が記されたヘルプが表示される。Illustratorユーザであれば、主要な操作はこのヘルプを参照しながらすぐに習得できるようになっている。ヘルプの表示・非表示は、パネルメニューで切り替え可能だ。また、フィルタメニューに2つ、効果メニューに1つの項目が追加される。 Illustrator CS4にはフィルタメニューがないので、オブジェクトメニューの「フィルタ」に追加される。ツールやパネルのデザインの雰囲気がIllustrator標準のものと違うので、追加された項目はすぐに見分けがつくだろう。



Xtream Pathをインストールすると追加されるツールと、設定パネル。デザインに特徴があるのですぐに見分けられる




CS4ではオブジェクトメニューから選択できるフィルタ。スマートラウンドは効果メニューにも追加される

パス編集を効率化する33の便利ツール

Xtream Pathのツールは、機能別に大きく4つに分類されている。1つ目は、パスをドラッグして曲線や円弧に変更するなどパス形状の編集を行うツール群だ。Illustrator本体のみであれば、アンカーポイントの追加ツールや方向点の切り替えツール、またパスファインダパネルなどを使っていくつかの手順を踏んで行う操作が、これらのツールを使用すればクリックやドラッグの簡単な操作であっというまに完了する。たとえば「セグメント独立編集」ツールでは、直線のパスをドラッグして曲線に変更したり、曲線の形を自在に変形したりできる。「円弧近似編集」ツールは、スムーズポイントをクリックやドラッグして円弧に近いきれいな形にする。



セグメント独立編集ツールで直線のパスをドラッグするだけで、ハンドルが自動的に追加されて曲線になる


円弧近似編集ツールでスムーズポイントをドラッグすると、円弧に近い形状になる。ぐにゃぐにゃの曲線を整えることが可能だ

2つ目はコーナーポイントの形を変更するツール群だ。たとえば「円弧面取り」ツールでコーナーポイントをドラッグすると、角が角丸の形に面取りされる。ドラッグの距離によって角丸の大きさを調節可能だ。また「直線面取り」ツールや「L字面取り」ツールでは、直線やL字型に面取りすることができる。Illustrator単体でも選択した図形全体の角を丸くするといった操作は可能だが、コーナーを1つずつ角丸にしたり、角丸以外の形に面取りすることができるのはXtream Pathならではの機能だ。



円弧面取りツールで、コーナーポイントを図形の内側に向けてドラッグすると、角丸になる。ドラッグの距離でカーブの大きさを調節する



L字面取りツールではコーナーポイントをL字型にできる


3つめは、主に図形を描画したり、選択した図形から連続した模様を作ったりするツール群だ。「連結ライン描画」ツールは、クリックやドラッグで、連続した直線を描画する。また「連結円弧/接線描画」ツールでは、ドラッグして円弧の形のパスを描画できる。どのようにドラッグしてもきれいな円弧になるのは操作していて気持ちが良いくらいだ。また「回転ミラー」ツールと「反転ミラー」ツールでは、指定した複数の軸でパスを回転・反転させ、万華鏡のように複製できる。さらに、ここには図形のロックを個別に解除できる「個別アンロック」ツールも含まれる。


連結円弧/接線描画ツールでドラッグするだけできれいな円弧が描画できる。パネルで角度や半径など詳細な設定を行える


図形をひとつ選択し、反転ミラーツールでクリックすると、クリックした場所を中心に反転コピーできる。クリック中にshiftキーを押せば複製される数が増え、option(WindowsではAlt)キーで減る

4つめのツール群には、パスの形をコピーして、別のパスを同じ形に変更したり、図形をコピーしてほかのパスに複製・挿入するなど、特殊な編集ツールが収められている。また、あらかじめ角度や距離を指定して、クリックで回転やリサイズを行うツールもある。たとえば「セグメント複製」ツールではパスの一部をコピーし、ほかのパスをクリックすると、同じ形状に変更される。このとき、水平や垂直に反転しながら適用も可能なので、左右対称の形状がクリック操作だけで作成できる。また「パス挿入」ツールは、図形をコピーし、ほかのパスにその形状を挿入するというもの。同じ形状が連続する飾り罫や、フラクタル図形のような不思議な表現が可能だ。


セグメント複製ツールでshift+option(WindowsではAlt)キーを押しながらクリックしてパスの形をコピーし、ほかのパスをクリックすると、形が同じになる。図はパネルで「垂直軸反転」にチェックを入れてクリックし、左右対称にした


パス挿入ツールでは、shift+option(WindowsではAlt)キーを押しながらクリックして図形の形をコピーし、ほかの図形のパスをクリックして挿入できる

そのほかの機能

以上のツールのほか、フィルタ・効果の両方に追加されるのは「スマートラウンド」コマンドだ。山の部分と谷の部分に異なった値を設定できるなど、 Illustrator標準の「角を丸くする」に比べ、より詳細な設定を行える。またフィルタのみに追加される「スマートラウンド(選択各)」では、ダイ レクト選択ツールで選択したコーナーのみを角丸にすることも可能だ。文字の角を丸くするなど、さまざまな使用方法が考えられる。

また、ツールパネルからはいくつかのツールのムービーを閲覧できる「Xtream Pathデモ・ムービー」にアクセスすることができる。これを見れば、おおかたの使用感がわかるようになっている。


フィルタと効果にあるスマートラウンドコマンドは、ダイアログで細かい設定をして図形のコーナーを角丸に加工する。効果はアウトライン化していないテキストにも適用可能だ。ただし、同プラグインがインストールされていない環境で開くと効果が無効になるので注意しよう

機能の多くは感覚的な操作が可能で、設定パネルに表示されるヘルプを見ればそれほど迷わずに操作可能だ。しかしながら中には似たような機能で差がわかりにくいものや、付属のユーザガイドを見ないと使い方のわからないものもある。使いこなすには多少の慣れが必要かもしれないが、使ってみると新鮮な使用感で、効率的なパス編集に大いに貢献するプラグインといえる。

Illustratorの対応バージョンは8.0.1以降で、IllustratorのプラグインフォルダにXtream Pathを入れて使用する。パッケージ販売されているものはv1.2で、購入後にメーカーホームページより最新バージョンのv1.3をダウンロードすることでCS4対応となる。従来からのv1.2ユーザは無償アップグレードが可能だ。また、15日間無料で試せるデモ版があるので、興味があれば試してみるとよいだろう。

(山崎澄子)

■価格 29,400円(税込)

■動作環境
OS:Windows 98/Me/NT/2000/XP/Vista
MacOS 8.5以降/MacOS X 10.1以降、Mac OS X 10.5 Leopard 対応 Intel Mac ユニバーサル対応
対応Illustratoバージョン: 8.0.1、9.0.2、10.0.3、CS、CS2、CS3、CS4

■問い合わせ先
株式会社フラッシュバック
03-5795-0410 
http://www.flashbackj.com/
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