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3DCGツール

デザイナーとクリエイターの表現力が大幅向上、Shade10.5シリーズ

Shade 10.5

イーフロンティア


3月6日にバージョンアップしたShadeシリーズ。月刊MdNの新製品レビューでも紹介したが、詳細まで書けなかった特徴や効果について触れていく。ここでは、Shade10.5 Professionalを使用してStandardでもできる機能を紹介。


Shade10.5 Standard(左)/Shade10.5 Professional(右)パッケージイメージ



操作系の機能向上

機能強化されたShade 10.5は、ユーザーインターフェイスの強化や操作性が向上したことにより、ホビーユーザーからプロユーザーまで簡単で便利に使えるソフトになっている。Shade10シリーズで搭載された新しい操作系「マニュピレーター」をShade10.5では更に進化させ、操作の連続性を高めている。



ツールの変更無く形状を選択するだけでダイレクトに「移動」「拡大縮小」「回転」の操作を行える
手を止めることなく連続してムーブ系の操作が可能な「マニュピレーター」と端面、辺、点などにピタリと吸い付く「スナップ」機能があれば、精度の高いモデリングが簡単にかつ素早くできる。



マニュピレーターの設定はあらかじめ選択しておけば、操作の絞込みが行えるため、操作ミスなく作業ができる。従来のShade 10以前の状態は、マニュピレーターを隠した状態
位置合わせの為に、数値入力による操作や図形ウインドウを拡大して作業していた所も、スナップがあれば適当なドラッグ&ドロップでも簡単に位置を合わせることができる。スナップが不要な場合は、スナップ機能をOFFにした方が作業しやすい時もあるので臨機応変に切り替えて使用するといいだろう。



平面の角2辺に球形状の外形線を接した「コーナー合わせ」のスナップ


平面上に球形状のセンターを合わせた「センターリング」のスナップ



作図画面の機能向上

汎用的な3面図を自分流にカスタマイズする事も可能になり、画面を切り替えずにモデリング作業に集中できる。ポリゴンや曲面の片面表示やテクスチャー表示、法線表示やバウンディングボックスなどウインドウエリアごとに設定できる。


ワイヤーフレーム、シェーディングパース表示、上面表示に変えた状態で建築パースの作業効率を高めている
また、作図も3DCGでは当たり前の3面図だけではなく、3D-CADで用いられる作業辺面が搭載された事により、任意の平面状でも正確なモデリング作業ができるため、複雑なモデリングが可能になった。


平面作業を行ないたい面と水平または垂直の線形状を選択して、作業平面を用意


図のような斜めの面で作業する場合、作業平面を作り利用する事で3面図上以外の平面上でも正確なモ
デリング作業が行える

レンダリング表現の強化

トゥーンレンダリング、セルレンダリング、ノンフォトリアリスティックレンダリング等、様々な呼び方をしますが、レンダリング機能も強化されている。Shadeシリーズではこれらのレンダラーが次々と搭載されており、追加購入無しに多くのレンダラーを利用する事ができる。



単純な画像ですが、レンダリング手法を変えることで違った表情に変化する。一回のレンダリングで終わるのではなく、重要な部分のみカラーで、それ以外は線画といった表現もできる

建築や住宅のCGパース以外に、漫画やイラストの背景、アニメーション、映像制作などでも多様な表現力を発揮できる機能だと言える。



レイトレースでレンダリングした画像に漫画と線画を重ねてイラスト的な表現


ハーフトーンと漫画、線画の組み合わせでコミックの背景を簡単に作るなど、利用方法は様々



出力形式のフォーマット強化

マルチパスレンダリングを使えば、3DCGだけではなく映像編集や建築パース、イラストレーションでも効率的に利用できるマスクやチャンネルを簡単に出力できる。




プロダクト(製品デザイン)の例だが、修正や変更の多い作業は後処理で編集する事も多い。マルチパスで書き出したデータなら、チャンネル以外の要素も多く、レンダリングのみの画像に比べ格段と編集しやすい画像となる為、後処理は楽になる

マルチパスレンダリングの画像に含まれる形状や影、アルファーなどのチャンネルは、フォトレタッチソフトや映像合成ソフトで利用できる複数の画像を一括して出力できるため、最終的なレンダリングの時にマルチパスでレンダリングしておけば、後から合成や編集など、調整作業を行なうことができクオリティが向上する。



慣れない内は、どの種別や要素が必要な物か解らないかもしれませんが、増やした所でレンダリング時間への影響は低いので、とりあえず多めに選択しておくと問題なく作業できる。解るようになれば、必要最低限の項目だけ選択するようにするとファイル容量は減らす事ができる

例えば、光沢や表面材質で分けられたチャンネルなら、光沢の感じをグロス(艶あり)にもマット(艶なし)にも調整でき、基本となる形状色をビビットに仕上げたり、色相を変えてカラーバリエーションを作ることもレンダリング無しに対応できる。また、映像編集や建築パースなどでは、深度情報のZチャンネルや法線、アルファチャンネルを使うことで、ピントの表現や樹木の合成、擬似ライト効果などが映像や画像に合成できる。



マルチパスで書き出されたZチャンネル等を使いピント表現と差込合成を行なうと、Shade上で調整するより短時間で効果的な加工ができる


マルチパスレンダリングで「アルファチャンネル」「Zバッファーチャンネル」「背景」をレンダリングしてAdobe aftereffectで「合成」、簡単にマスキングされた画像がつくれる
(SinnDesignWork)

■価格
Shade 10.5 Standard版:45,000円/34,000円(ダウンロード版)
Shade 10.5 Professional:105,000円/88,000円(ダウンロード版)

■Windows版
OS:Windows XP/XP Professional x64 Edition/Vista/Vista 64ビット版
CPU:32bit:Intel Pentium III、AMD Athlon XP以上(SSE搭載必須、動作クロック1GHz以上を推奨)
64bit:Intel EM64TまたはAMD64
メモリ:1GB以上 (2GB以上を推奨)
HDD:2GB以上
モニタ:1024×768 pixel以上(1280×1024 pixel以上を推奨)、24bitカラー以上必須
ビデオ:グラフィック:NVIDIA GeForce FX 5200シリーズ以降, ATI RADEON 9000以降 Intel GMA 950以降(NVIDIA Quadroシリーズ以降を推奨)
グラフィックドライバ:チップセット製造元から提供されている最新バージョン
ネットワーク:インターネットに接続できる環境必須

■Mac版
OS:Mac OS X 10.4.11/10.5 
Mac:OS X 10.5 (64ビット版利用時)
CPU:PowerPC G4/G5、Intel Core/Xeonプロセッサ
Intel Core 2 Duo/Xeonプロセッサ(64ビット版利用時)
メモリ:1GB以上 (2GB以上を推奨)
HDD:2GB以上
モニタ:1024×768 pixel以上(1280×1024 pixel以上を推奨)、24bitカラー以上必須
ビデオ:グラフィック:NVIDIA Gforce FXシリーズ以降、ATI RADEON 9000以降、Intel GMA 950以降
グラフィックドライバ:チップセット製造元から提供されている最新バージョン
ネットワーク:インターネットに接続できる環境必須

※Shade 10シリーズは、Rosetta上での動作を保証していません。

■問い合わせ先
イーフロンティア
http://shade.e-frontier.co.jp/
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