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ムービー作成ソフト

写真を選び組み合わせるだけで動きのある映画やプロモーションビデオのような映像が作成できるムービー編集ソフト

LiFE* with PhotoCinema 3

株式会社デジタルステージ



3年ぶりに新しく登場した「LiFE* with PhotoCinema 3」(以下フォトシネマ3)はデジタルカメラで撮影した写真や、ムービーから使いたいものを選びメッセージを追加するだけで、用意された動きやグラフィッ クを組み合わせた高品質な映像を作り上げることができるムービー編集ソフトだ。ひとことでムービー編集ソフトといっても数多くあるが、「BiND for WebLiFE」でWebデザインツールの新しいベクトルを開拓したデジタルステージならではの、使いやすくエッジの効いたインターフェイスデザインと、 プロのデザイナーが作成したグラフィックやムービー、サウンドなど高品質な素材が用意されている。難しい操作がいらず、これらを組み合わせるだけで作成で きるのがこのツールの強みだ。


LiFE* with PhotoCinema 3パッケージイメージ


LiFE* with PhotoCinema 3インターフェイス画面


写真とムービーを選びコメントを入力するだけで完成する「おまかせモード」

いい写真は人に見せたいものだが、デジタルカメラで撮影した写真は、そのままメモリを保存した状態では、人に見せる機会が少なくなってしまう。また、昨今ではデジタルカメラに動画機能は当たり前のように装備されており、HD画質のムービーの撮影も可能になってきている。

撮影したムービーをそのまま流すだけでなく一緒に撮影した写真と組み合わせてひとつの映像作品として仕上げることができれば、Web経由やDVD、メールなど様々な方法で見てもらうことができる。あとはどう魅力あるムービーに仕上げるかだ。

魅力あるムービーを作成しようと思うと高機能なムービー編集ソフトを購入し、タイミングや動きをコントロールするなどかなりハードルが高い。しかし「フォトシネマ3」では、そのハードルの高い部分をソフトウェア側で吸収し、ユーザー側は入れたい写真や画面に表示させたいメッセージを入力するだけで完成する。これは同社のWebサイト構築ツール「BiND for WebLiFE」と通じるデザインされたカートリッジが用意されており、後は自分で写真やムービー、テキストを用意して入れ替えるという作業だけで、写真表示のタイミングや文字の表現などが制御されるムービーに仕上がる。



フォトシネマ3にはいくつかのテーマに合わせたプラグインが用意されており、プレビューして好みや目的にあったものを選ぶだけだ



ムービーに使用する写真、用意された音楽から好みのものを選び、おまかせモードを選ぶ



写真を選びながらコメントを入力する。既にダミーのテキストが入っているので、それにならって入力しなおすだけでもよい
「フォトシネマ3」の作業は大きく「みる」「つくる」「あげる」に別れており、シアター画面で用意されたムービーや作成したムービーを再生する「みる」で始まり、そこからムービーの編集や新規作成が可能な「つくる」にで作業を行う。「つくる」で写真やムービーを読み込むには、フォルダを選択するとプレビューで一覧が表示され、そこから写真を読み込むことができる。ムービーの場合は再生箇所のトリミングも可能になっているなど細かな部分での編集が可能だ。あとは用意されているサウンドや自分で使いたい音楽を読み込むなど好きなものを選択し「おまかせモード」で作業を行う。「おまかせモード」は読み込んだ写真を選び吹き出しで表示される文字を入力していく流れで作業する。


ムービーの読込時に再生箇所を指定してから読み込むことができる。ガイドで説明もあり分かり易い


読み込んだ写真とタイトルが表示されるので自分で入力する。青文字の部分は強調になり、「キメ写」は一番メインに見せたい写真に設定する



「おまかせ」ボタンをクリックするとレンダリングされ、仕上げ画面ではムービーの内容を確認できる。ここでは管理用の表紙に使うスナップショットやタイトルなどを入力して保存する

「あげる」は直接YouTubeにムービーをアップしたり、ムービーとして書き出してDVDやiPhoneなどさまざまなメディアに再変換して利用できる。またDVDのジュエルパッケージ用にジャケットデザインも用意されており、数種類から選ぶだけでそのまま印刷することも可能だ。

YouTubeへのアップロード時はプライベートかパブリックか選ぶこともできる。またムービー書き出し時も用途を選んで書き出しが行え720pのHD動画での保存にも対応している。


数種類用意されたパッケージのデザインから選択すると写真とタイトルを自動的に当てはめたデータが作成される

「おまかせモード」以外にもカスタマイズしながら自分で好みのアニメーションや写真を組み合わせて作成できるモードも用意されている。用意されているプラグインに写真を選ぶだけでもかなりレベルの高いムービーが作成できるが、自分で好きなアニメーションを使って組み合わせながら作る愉しみも感じられるつくりになっている。



それぞれPHOTO画面とテキスト画面でスタイルごとに分類されている動きを選んで、画像やテキスト内容を設定することもできる。一度「おまかせモード」で作成しておいてから編集することも可能だ

(樋口泰行/樋口デザイン事務所)


■価格
通常版:12,800円
ウェディングBOX:19,800円

■Windows版
対応OS:Windows Vista SP1、SP2の日本語版(64bit版とサーバー版を除く)、Windows XP SP2、SP3の日本語版、(64bit版、サーバー版、Media Center Edition、Tablet PC Editionを除く)
CPU:インテル Pentium 4プロセッサ 2.4 GHz以上
必要メモリ:1GB以上の実装メモリ(2GB以上推奨)
ディスプレイ:1024 X 768ピクセル(XGA)以上のモニタ(1280x1024ピクセル以上推奨)
ハードディスク容量:10GB以上のハードディスク空き容量(DVD作成時:NTFSフォーマット必須 / NTFSフォーマットで20GB以上の空き容量推奨 / RAID環境を除く)
次期OS(Windows 7)には、無償アップデータにて対応予定

■Macintosh版
OS:Mac OS X 10.4.11またはMac OS X 10.5.7(サーバー版を除く)
CPU:PowerPC G5、またはインテルプロセッサ
必要メモリ:1GB以上の実装メモリ(2GB以上推奨)
ディスプレイ:1024 X 768ピクセル(XGA)以上のモニタ(1280x1024ピクセル以上推奨)
ハードディスク容量:10GB以上のハードディスク空き容量
次期OS(Mac OS X 10.6)には、無償アップデータにて対応予定

■問い合わせ先 
株式会社デジタルステージ
http://www.digitalstage.jp/
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