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グラフィックタブレット

高精度の読み取り分解能を実現

PTB-S1 Sirius Tablet

プリンストンテクノロジー


プリンストンテクノロジー(株)が発売した「PTB-S1 Sirius Tablet」は、プロのデザイナー向けに開発されたA4サイズのペンタブレットだ。高精度の読み取り分解能と細かい筆圧レベルを実現しながらも価格を抑 えたこの製品は、バッテリーレスペンやマクロキー、タッチパッドなどの機能も備えており、コストパフォーマンスは非常に高い。これらの多彩な機能や使い勝 手についてチェックしてみよう。


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傾き検知機能に対応したプロ向けのA4タブレット

「PTB-S1 Sirius Tablet」は、10インチ×6インチ(254mm×152.4mm)とA4サイズの読み取り範囲をカバーするグラフィックペンタブレットだ。本体サイズは読み取り範囲よりもさらに一回り大きく、重さも約1,050gで、デスクの上に置くとかなり存在感がある。プロのデザイナーやイラストレーターが使う上で、このどっしりとした安定感は魅力だ。メーカーもこの製品は“プロ向け”と銘打っており、個人が趣味でイラストを描く用途はもちろん、本格的なデザインワークまで幅広くカバーしている。
同梱されている専用ペンはバッテリーレスで軽量であり、長時間使用しても手の疲労は少ない。バランスもよく握り心地は良好だ。ペンスタンドおよび替え芯、替え芯を交換するためのピンセットなどのアクセサリーもパッケージに含まれている。替え芯は2本入っているので、長い期間使用できるだろう。

注目されるのは、傾き検知機能に対応していること。もちろん使用にあたってはグラフィックソフト側が対応している必要があるが、対応ソフトと組み合わせれば細かい多彩な表現が可能だ。傾き検知はプラスマイナス45レベルとなっている。

読み取り分解能と筆圧レベルの高さが魅力

ペンの軌跡の最大読み取り速度は190rpsとなかなか高く、読み取り分解能も0.00635mmと高い水準を実現した。ただしこれはWindows VistaまたはXPにドライバをインストールした場合のスペックで、ドライバを入れない場合は倍の0.0127mmとなる。また、読み取り精度は0.25mmとなっている。

筆圧レベルが1,024レベルである点にも注目したい。低価格のペンタブレットの場合は512レベルの製品も少なくないが、筆圧に敏感に反応するグラフィックソフトやCGソフトで使用する場合は、1,024レベルの製品のほうがタッチの微妙な差を表現できるので有利だ。

実際に使用してみたが、書き味はなめらかでスムーズにペン先を移動させることができる。分解能が高いおかげで、ブラシを使って絵を描く場合も細かい表現が可能だ。この製品の実売価格は1.6〜1.8万円くらいだが、この価格でこれだけのスペックを満たしているのはかなりお得だと言える。


豊富なホットキーとマクロキーを搭載

この製品でもうひとつ魅力なのが、「エクスプレスキー」と呼ばれるホットキーや、マクロキーなどが豊富に搭載されていること。エクスプレスキーは操作エリア外の左右に4つずつ、計8つが搭載されており、[Shift]や[Tab]、[Alt]、[Ctrl]のほか、[Ctrl+N]や[Ctrl+Alt+F]など複数のキーを組み合わせた操作も指定できる。また、左右それぞれの上部のキーには消しゴムの絵が描かれており、Photoshopなどの対応ソフトでこれを押すと、ペンを消しゴムとして使うことも可能だ。

マクロキーは操作エリアの上部にK1〜K10まで計10個が用意されている。絵を描きながらすぐにボタンを押せる位置にあるので便利だ。デフォルトではK1が「新規作成」、K2が「開く」、K3が「保存」、K4が「印刷」、K5が「元に戻す」などに割り当てられている。このほか、アプリケーションの起動などを割り当てることも可能だ。マクロキーは複数のマクロを1つのセットとして登録できるので、アプリケーションごとにセットを使い分けられる。

タッチパッドやペンのサイドボタンも装備

また、タッチパッドが搭載されているのも便利だ。左右の上部に1つずつ、計2つが搭載されており、中央上部の操作切り替えボタンを選択することでさまざまな操作が可能だ。ちなみに左右のタッチパッドは同じ動きなので、使いやすいほうを選べる。タッチパッドで可能な操作は上下左右のスクロールや、ズームおよび音量調節、上下左右の移動および[PageUP]・[PageDown]・[Home]・[End]の操作だ。1つのキーにつき2つの機能が割り当てられており、ボタンで2つのうち1つを選択できる。

このほか、専用ペンのグリップ部分にもサイドボタンが2つ搭載されており、ここにもいろいろな機能を割り当てられる。デフォルトで割り当てられているのは、左ダブルクリックと右クリックだ。

このように、基本性能の高さに加えて、操作ボタンの多さも魅力の「PTB-S1」。グラフィックを描きながらさまざまなPCの操作を手元で行えるので、デザインワークの効率アップが図れる。価格も手ごろなので、初心者が最初の1台として買うのにもおすすめできる製品だ。

 

黒を基調とした薄型デザインの本体

黒を基調とした薄型デザインの本体

 

専用ペンだけでなくスタンドや替え芯などのアクセサリーも同梱

専用ペンだけでなくスタンドや替え芯などのアクセサリーも同梱

 

左右に配置されたエクスプレスキーと円形のタッチパッド

左右に配置されたエクスプレスキーと円形のタッチパッド

 

上部にはマクロキーとタッチパッドの操作切り替えボタンを搭載

上部にはマクロキーとタッチパッドの操作切り替えボタンを搭載

 

接続端子はUSBだけとシンプル

接続端子はUSBだけとシンプル

 

マクロキーを設定できるソフトウェア「Macrokey Manager」が付属

マクロキーを設定できるソフトウェア「Macrokey Manager」が付属

 

エクスプレスキーの割り当ても自由に設定できる

エクスプレスキーの割り当ても自由に設定できる

 

ペンのサイドボタン2つにも機能を割り当てられる

ペンのサイドボタン2つにも機能を割り当てられる

 

(片岡義明)



■価格 オープンプライス

■外形寸法 390×14×265mm

■対応OS Windows XP、Windows Vista、Windows 7、Mac OS X v10.4〜

■問い合わせ先
プリンストンテクノロジー(株)
03-6670-6848
http://www.princeton.co.jp/

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