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パーソナルコンピュータ

満を持してインテル化されたハイエンドMac
64ビットデュアルコアXeon×2搭載のMac Pro 3.0GHzモデル

Mac Pro


プロユーザー待望のハイエンドMacがインテル化を完了し、Mac?Proとして登場。外観はキープコンセプトだが、内容と性能は大きく進化した。それらの細部をチェックしつつ、?Mac Proの全貌を明らかにしていこう。

 

Mac Proの外装は基本的にPower Mac G5を踏襲しており、前後のパネルのポート類にわずかな違いが認められるのみだ

Mac Proの外装は基本的にPower Mac G5を踏襲しており、前後のパネルのポート類にわずかな違いが認められるのみだ

新設計の中身とMacらしさを主張する外装

Mac Proは、従来のPower Mac G5を置き換える製品で、Macintoshシリーズの頂点に位置するハイエンドデスクトップモデル。Mac Proの名称は、PowerPCからインテルCPU(64 ビットデュアルコアXeon)に移行したことを受けて、Mac ブランドを改めてアピールするために採用された。


評価機は、CPUに3GHzのデュアルコアXeon×2基と4GBのメモリを搭載したBTOモデルだったが、標準構成では、同2.66GHz×2基と1GBのメモリとなる

評価機は、CPUに3GHzのデュアルコアXeon×2基と4GBのメモリを搭載したBTOモデルだったが、標準構成では、同2.66GHz×2基と1GBのメモリとなる


質感やデザインの完成度の高いアルミ外装はほぼそのままに、内部設計を一新。全モデルでデュアルコアXeonを2基搭載することから、Apple社はクアッドモデルと呼ぶ。しかし、厳密にはあくまでもデュアルコア×2の構成であり、1つのCPUの中にコアが4つ内蔵されているわけではない。同じ64ビットプロセッサでも、デスクトップ/ノート向けのCore 2 Duoシリーズではなく、本来はサーバー向けのXeonを採用した点に、ピークパワー重視の姿勢が見える。


CPUの高性能化に合わせて周辺設計も充実し、ハードドライブベイは2基から4基、光学ドライブベイも1基から2基へとそれぞれ倍増。ポート類もフロントパネルのUSB2.0が1基とFireWire 800が1基が追加分にあたり、Gigabit Ethernetも独立した2基を備える点は、複数の周辺機器を利用するプロユーザーの強い味方となるだろう。

 

フロントパネルのポート類は、上からヘッドフォンミニジャック、USB 2.0×2、FireWire 400、そしてFireWire 800である

フロントパネルのポート類は、上からヘッドフォンミニジャック、USB 2.0×2、FireWire 400、そしてFireWire 800である

リアパネルには、サイドパネル脱着用のラッチ(左上)、その右に拡張カードスロット(このモデルでは最下段にNVIDIA Quadro FX 4500)、大型ファン(左下)、その右にポート類(上から、USB 2.0×3、FireWire 400/800、光デジタルオーディオ入出力、アナログステレオインライン入出力ミニジャック)となっている

リアパネルには、サイドパネル脱着用のラッチ(左上)、その右に拡張カードスロット(このモデルでは最下段にNVIDIA Quadro FX 4500)、大型ファン(左下)、その右にポート類(上から、USB 2.0×3、FireWire 400/800、光デジタルオーディオ入出力、アナログステレオインライン入出力ミニジャック)となっている

 

拡張性の強化もモデルチェンジの眼目

内部設計におけるモデルチェンジの最大の目玉は、初めから最下段のx16レーンを2スロット分のスペースに割り当てた特徴的なPCI Express拡張スロット構成だろう。PCI Express拡張カードを複数枚利用する際には、マシンの起動時にそれぞれ最適のレーン数が割り当てられる他、専用の「拡張スロットユーティリティ」によってレーン数をグラフィカルに確認しながら、ユーザーがマニュアル設定することも可能となっている。


最下段の2スロット分はグラフィックカードに割り当てられ、標準構成のNVIDIA GeForce 7300 GTでは30インチのApple Cinema HD Displayへの接続は1台のみだ。30インチ以下のサイズのディスプレイならば他に1台接続可能で、合計2台のモニターを接続できる。だが、評価機に装着されたBTOオプションのQuadro FX4500では、1枚で30インチのApple Cinema HD Displayのほか、もう1台の接続が可能としているため、購入時のチェックポイントといえるだろう。そして、その他の残り3スロットであるが、こちらはグラフィックカードの干渉なしに利用でき、自由度と拡張性が高いところが魅力といえるだろう。

 


オプション設定のNVIDIA Quadro FX 4500グラフィックカードは、巨大なファンとヒートシンクが目立つ。512MBのGDDR3  SDRAM、デュアルリンクDVIポート2基、ステレオ3D ポート1基をサポートし、1枚で30インチのApple Cinema HD Displayを2台駆動できる

オプション設定のNVIDIA Quadro FX 4500グラフィックカードは、巨大なファンとヒートシンクが目立つ。512MBのGDDR3? SDRAM、デュアルリンクDVIポート2基、ステレオ3D ポート1基をサポートし、1枚で30インチのApple Cinema HD Displayを2台駆動できる


性能面での向上は体感的に十分に感じられるが、ベンチマークソフト、Xbench 1.3による旧機種との比較では、見かけ上、意外な結果が出た。前世代のハイエンドモデルだったPower Mac G5 Quad 2.5GHzとの、比較グラフを見ると、Thread TestやUser Interfaceでは劇的な性能向上が見られるものの、トータルスコアの伸びが少ないのだ。これは、現在のXbenchでは、Mac ProのDisk Testに本来の性能が反映されない症状が出るためで、ここが正しく計測されればトータルスコアも200を確実に上回るはずである。


Macintoshの標準的なベンチマークテスト、Xbench 1.3の結果をグラフ化したもの。比較対象(青)は、Power Mac G5 2.5GHzクアッドモデルである。特にThread TestやUser Interfaceでは大きく性能が向上しているが、現在のXbenchでは何らかの要因でMac ProのDisk Testが伸びず、それが見かけ上の総合成績にも影響している。しかし、Apple社自身のSPECmarkテストでは、最大2倍の高速化が確認されている

Macintoshの標準的なベンチマークテスト、Xbench 1.3の結果をグラフ化したもの。比較対象(青)は、Power Mac G5 2.5GHzクアッドモデルである。特にThread TestやUser Interfaceでは大きく性能が向上しているが、現在のXbenchでは何らかの要因でMac ProのDisk Testが伸びず、それが見かけ上の総合成績にも影響している。しかし、Apple社自身のSPECmarkテストでは、最大2倍の高速化が確認されている


ところで、現行Mac OS XのTigerでもOSレベルでの64ビット化が行われているものの、アプリケーションAPIレベルでの64ビット対応は来年初頭にリリース予定の次期バージョン、 Leopardを待つ必要がある。Adobeのプロ向けグラフィックツールのネイティブインテル対応も、Leopardのリリースを待っているものと思われ、Mac Proが本領を発揮するのはそれ以降となろう。いずれにしても、搭載メモリ(最大16GB)の容量によって日常遣いの性能や使い勝手が大きく変わるので、最低でも4GB程度は搭載しておきたい。


サイドパネルを開いたところ。内部はケーブルが散乱することもなく整然としている。パネルの内側(写真下)に、メモリカードへのアクセス方法が図解されている

サイドパネルを開いたところ。内部はケーブルが散乱することもなく整然としている。パネルの内側(写真下)に、メモリカードへのアクセス方法が図解されている

 

(大谷和利)




■価格:349,800円
■おもなスペック
CPU:2GHz、2.66GHz、または3GHzデュアルコアIntel Xeon 5100シリーズプロセッサ2基/メモリ:667MHz DDR2 ECC FB-DIMM (Fully Buffered DIMM)、2枚のメモリライザカードに8つのFB-DIMMスロット。最大16GB/グラフィックおよびディスプレイ:NVIDIA GeForce 7300 GT(256MBのGDDR2 SDRAM、シングルリンクDVIポート1基、デュアルリンクDVIポート1基)、ATI Radeon X1900 XT(512MBのGDDR3 SDRAM、デュアルリンクDVIポート2基)、NVIDIA Quadro FX 4500(512MBのGDDR3 SDRAM、デュアルリンクDVIポート2基、ステレオ3D ポート1基)、複数のグラフィックカードを装着可能(2枚、3枚、または4枚のNVIDIA GeForce 7300 GTカードを使用)、 300Wで最大4枚のPCI Expressグラフィックカードをサポート。以上、いずれかのグラフィックカードを実装。デジタル解像度(最大1,920×1,200ピクセル、デュアルリンクDVIポートは最大2,560×1,600ピクセルをサポート)、アナログ解像度(最大2,048×1,536ピクセル)/ハードドライブ:独立した3GbpsシリアルATAチャネルで4台のハードドライブベイをサポート/光学ドライブ:2層記録対応の16倍速SuperDrive(DVD+R DL/DVD±RW/CD-RW)/サイズ:高さ: 51.1cm、幅: 20.6cm、奥行き: 47.5cm/重量: 19.2kg
■問い合わせ先
Apple Store コールセンター
0120-27753-1
http://www.apple.com/jp/macbookpro/
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