ソニー初のネットブックが登場! 10.1型ワイド液晶搭載ノート
VAIO W
ソニー
ソニーが発売した「VAIO W」シリーズは、同社では初めてとなるネットブックだ。低価格ノートPCの分野では後発となる同製品だが、そこには優れたデザイン性やキーボードの大きさなど「VAIO」シリーズならではのこだわりが詰まっている。「VAIO」の名を冠したネットブックが、果たしてどれほどの完成度なのかを詳しくチェックしてみよう。
高解像度の10.1型ワイド液晶を搭載
「VAIO W」は、重さ1.19kgのネットブックだ。基本スペックは、OSはWindows XP Home Edition(SP3)で、CPUがAtom N280(1.66GHz)、メモリが1Gバイト、HDDが160Gバイト。チップセットはMobile Intel 945GSE Express。通信機能は100BASE-TX/10BASE-T対応のLANポートと、IEEE802.11b/gおよびn(ドラフト準拠)対応のワイヤレスLAN、Bluetooth 2.1+EDRを内蔵。このほか、有効画素数31万画素のWebカメラも搭載する。
ディスプレイは10.1型ワイド液晶で、解像度はWXGA(1,366×768ピクセル)。10.1型ワイド液晶を搭載したネットブックの多くは1,024×600ピクセルだが、「VAIO W」はそれよりもひと回り広い範囲を表示可能だ。縦方向の狭さからネットブックを敬遠していた人に対して、この解像度の高さは大きなアピールポイントとなるだろう。画質については、光沢液晶を採用しているにもかかわらず、映り込みが少なく見やすい。
外部接続端子はLANポートのほか、USBが2ポート、ディスプレイ出力端子(アナログD-Sub)が1ポート、ヘッドホン出力とマイク入力などを搭載。メモリカードスロットはメモリースティックDuoスロットとSDカードスロットを1つずつ装備する。
内蔵のリチウムイオンバッテリーは充電時間と駆動時間がともに約3.5時間と、SSDを搭載しているネットブックに比べると短い。それを補うために、本機には6セルの長時間バッテリー「バッテリーパックL」が用意されている。「バッテリーパックL」を装着すると本体が傾斜して、キーボードに少し角度が付く。
他社とは一線を画する上質なデザイン
カラーバリエーションは、店頭販売モデルにはホワイト(VPCW119XJ/W)とピンク(VPCW119XJ/P)、さらに同社の直販サイトで購入できる「VAIOオーナーメードモデル(VPCW11AXJ)」にはブラウンも用意。底面にも天板と同じ塗装が施されているのもポイントが高い。
タッチパッドはモザイクタイルのようなパターンが入っており、プリインストールされている壁紙と同じデザインとなっている。このタッチパッドは面積も広く、快適な操作感を実現している。
パームレストは、ホワイトの場合はシャンパンゴールド、ピンクには薄いピンク、ブラウンにはシルバーを採用。テクスチャー処理を施すことで汚れがつきにくく、さらりとした質感となっている。
このほか、本体のカラーに合わせたキャリングポーチとUSB光学式マウスをセットにした別売りのアクセサリーキットも3色用意されている。
打ちやすいアイソレーションキーボード
また、オリジナルソフト「VAIO Media Plus」を搭載していることも注目される。これを利用することで、対応するAV機器やPCに保管してある画像や動画、音楽などを「VAIO W」から視聴できる。ただし、DTCP-IP(著作権保護の規格)に非対応のため、DLNA対応のBlu-rayディスクレコーダーで録画したデジタル放送の再生はできないので注意が必要だ。
動作パフォーマンスは、他社のAtom搭載・HDD採用のネットブックと比べてとくに速くも遅くもなく標準的なレベルだ。ただしメモリの増設が不可なので、将来的な不安は残る。
それでも「VAIO」のブランドはかなりの魅力だ。国内メーカーならではのサポートの安心感、そして本体の質感の高さを見れば、実売6万円前後と多少割高でも許せてしまう。そして解像度の高さはWebデザイナーやクリエイターには大きなメリットになるだろう。ネットブックはさまざまなメーカーから発売されているが、“持つ喜び”が感じられるものは少ない。「VAIO W」はそんな数少ない中の貴重な1台と言える。
■サイズ 幅267.8mm×高さ27.5mm(最厚部32.4mm)×奥行き179.6mm。
■付属品 取扱説明書、ACアダプター、バッテリーパック
■問い合わせ先
ソニー(株) VAIOカスタマーリンク 買い物相談窓口
0120-433-365
http://www.vaio.sony.co.jp/




