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デジタルカメラ

防水防塵に対応した光学5倍の広角ズーム機

Optio W60

ペンタックス

ペンタックス「Optio W60」は、防水防塵デジカメOptio Wシリーズの最新モデルだ。昨年発売した「Optio W30」の後継で、ズームの倍率アップやCCDの高画素化、防水性能の強化、HD動画への対応などを実現している。素材感とカラーリングにこだわった新デザインにも注目したい



薄型ボディに屈曲光学系ズームを搭載


ペンタックスは、2004年に発売した「Optio 43WR」以来、「WP」「WPi」「W10」「W20」「W30」と防水仕様のコンパクトデジカメを作り続けている。シリーズ共通の特徴は、いかにも防水といった大げさな外観ではなく、日常的に使っても違和感がないスリムでスタイリッシュなデザインを採用していること。

そのシリーズ7代目となる新製品「Optio W60」は、前作からデザインを大きくモデルチェンジした。ボディ前面には薄いヘアライン処理を施した金属プレートを、上面やグリップ部、レンズ周りにはザラザラとした手触りを持つ硬い樹脂素材をそれぞれ配置。曲線を多用した従来機がソフトで女性的な印象だったのに対して、このOptio W60はより剛性感のある男性的なイメージといってもいいだろう。

光を折り曲げる屈曲レンズを採用することで、起動やズームをしてもレンズ部が飛び出さない薄型フォルムであることは、これまで通りの特徴だ。レンズは光学3倍から光学5倍へと倍率アップし、ワイド側28mm相当、テレ側140mm相当の焦点距離に対応。従来のワイド側38mm相当に比べて、より広い範囲を写せるようになり、スナップでの利便性や構図の自由度が大幅に向上した。

防水性能は、JIS保護等級8級相当となり、水深4mまでの水中撮影をこなせる。加えてJIS保護等級5級相当の防塵性があり、水だけでなく砂やホコリにも強い。海水浴やスキーなどアウトドアユースに好適だ。

レンズバリアやレンズキャップがないため、キズや汚れを心配しがちだが、レンズ前面の保護ガラスには独自のSPコーティングが施されているので、汚れは付きにくく、仮に付着しても簡単にふき取れる。また、オプションのプロテクタージャケット(標準価格1,800円)を装着すれば、多少手荒に扱ってもボディ表面をいためる不安がない。

撮像素子には1/2.3型の有効1,000万画素CCDを新搭載する。発色は鮮やかで、青空や緑は実際の見た目以上に濃厚な色で写る。好みに応じて、シャープネスやコントラスト、彩度をそれぞれ微調整することも可能だ。感度はISO50~6400までの8段階に対応。このうちISO3200と6400の選択時は、画素数が500万画素相当に縮小する。

高感度時のノイズはそれなりに見られるので、画質重視ならISO50~200までの低感度を利用するのがいいだろう。明るさに応じて感度が自動調整されるISOオート機能は、感度アップの上限をISO100~1600の間でユーザー設定できる。このあたりのきめ細かい設定は、Optioシリーズならではの特徴といえる。


逆光の緑を鮮やかな色で再現。A3プリントにも適した解像感の高さを確認できる
ズームのワイド側は焦点距離28mm相当で、建物や風景を広々とした構図でとらえられる
ズームのワイド側は焦点距離28mm相当で、建物や風景を広々とした構図でとらえられる

薄型ボディに1,000万画素を搭載


撮影機能は、数あるコンパクトデジカメの中でもワンランク上の豊富さを誇る。背面のMODEボタンを押すと、プログラムAEのほか、夜景や動画、ペット、料理など24の撮影モードが表示される。中でもユニークなのは、シーンをカメラが自動判断する「オートピクチャーモード」や、2枚の画像を合成してより広範囲を記録する「デジタルワイド」、イラストの飾り罫を追加して撮影する「フレーム合成」、建築用の記録写真に適したサイズになる「CALS」などだ。動画は1280×720ピクセルのハイビジョン撮影に対応する。

最近のデジカメのトレンドである顔認識AFは、背面専用ボタンのワンタッチで作動する。最速約0.03秒のスピードで人物の顔を検出でき、ピントや明るさを最適化できる。同時検出は最大32人に対応し、顔の移動に合わせてAFフレームは自動的に追尾する。

さらにスマイルキャッチ機能では、笑顔を検出して自動的にシャッターを切ることができ、独自の「まばたき検出」では、人物の目が閉じて写った場合、撮影後に警告表示が表れるなど、顔認識の応用機能も充実している。

手ブレ補正は、残念ながらCCDシフトやレンズシフトのようなメカ的な補正機能は持たず、高感度によるブレ軽減のみとなる。撮影後に、再生画面からデジタル処理によってブレを目立たなく補正することも可能だ。

そのほか、カメラ内での色補正やソフト加工、フィッシュアイ効果などのデジタルフィルタ機能、動画の簡易編集、ボイスメモ、インターバル撮影、オートブラケット、最短1cmのマクロ、マニュアルフォーカスなどの機能を搭載。絞りやシャッター速度のマニュアル設定機能はないものの、凝った撮影もこなせる多機能ぶりである。

操作面では、ボディ背面のグリーンボタンが便利だ。様々な機能を設定した後、このグリーンボタンを押すと、素早くフルオートモードに復帰できる。またグリーンボタンをカスタマイズして、露出補正や感度、ホワイトバランスなどの主要設定をダイレクトに呼び出すことも可能だ。

水辺や水中での撮影用途はもちろん、陸上でのスナップ用途にも活躍する多機能スリムデジカメとして幅広いユーザーにお勧めできる。

MODEボタンを押すと、24の撮影モードがアイコンで表示される
MODEボタンを押すと、24の撮影モードがアイコンで表示される
80種類ものイラストフレームを内蔵し、画像との合成ができる
80種類ものイラストフレームを内蔵し、画像との合成ができる
グリーンボタンと十字キーの併用で、主要機能を素早く呼び出せる
グリーンボタンと十字キーの併用で、主要機能を素早く呼び出せる
焦点距離140mm相当のズームのテレ側で撮影。感度はオートを選んだため、ISO500まで自動アップした
焦点距離140mm相当のズームのテレ側で撮影。感度はオートを選んだため、ISO500まで自動アップした
記録メディアは内蔵メモリのほかSD/SDHCカードに対応。CIPA準拠の電池寿命は約205枚となる
記録メディアは内蔵メモリのほかSD/SDHCカードに対応。CIPA準拠の電池寿命は約205枚となる

(永山昌克)




■価格 オープンプライス(実勢価格:4万円前後)
■おもなスペック
撮像素子:1/2.3型CCD/有効画素数:1,000万画素/ISO感度:AUTO/ISO50/100/200/400/800/1,600/3,200/6,400/測光方式:分割測光/中央部重点測光/スポット測光/シャッタースピード:4秒~1/1,500秒/記録媒体:内蔵メモリー、SD/SDHCメモリーカード/記録ファイル形式:JPEG(静止画)、AVI(動画)/外形寸法:98(W)×55.5(H)×24.5(D)mm/重量:約125g(本体のみ)

■問い合わせ先
ペンタックスお客様相談センター
0570-00-1313
http://www.pentax.jp/
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