ScanSnap S1500 | デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-
【サイトリニューアル!】新サイトはこちらMdNについて
スキャナ

ぼう大な書類を素早くPDF化する高速スキャナ

ScanSnap S1500

PFU

ドキュメントスキャナの分野で高シェアを誇るPFUから、パーソナルユースのスキャナ「ScanSnap S1500(Windows向け)」、「ScanSnap S1500M(Macintosh向け)」が登場した。従来製品よりもさらに読み取り速度を高め、ぼう大な紙文書を素早くPDFなどに変換できる製品だ。その使い勝手をチェックしよう。

PFU「ScanSnap S1500」
PFU「ScanSnap S1500」

300dpiで毎分20枚/40面のスキャンに対応


ScanSnap S1500の収納時の状態は、非常にコンパクトだ。幅は292mmで、奥行き159mm、高さ158mmとなり、A4サイズ程度のスペースがあれば設置できる。使用する際は、本体を覆うカバーを上と下に開くことで、給紙トレイと排紙トレイが現れる。トレイには、A4サイズまでの紙を最大50枚までセットでき、ADF機構による自動紙送りに対応する。

左が収納時で、右が使用時の状態。給排紙トレイは、完全に引き出さず半分たたんだままでも使用できる
左が収納時で、右が使用時の状態。給排紙トレイは、完全に引き出さず半分たたんだままでも使用できる
使い方は、本体天面にあるスキャンボタンを押すだけだ。すると、アッという間に給紙トレイから排紙トレイへと紙が送られ、USB接続したパソコン上のソフト画面にスキャンされたデータが表示される。初めて使う人は、そのスピードの速さに驚くはず。具体的には、カラーまたはグレースケールの場合、150〜300dpiの解像度で、両面または片面を1分間に20枚の速度となる。つまり1枚あたりわずか3秒である。

各種の設定は付属ドライバソフト「ScanSnap Manager」から行う。一般的な使用であれば、初期設定である「自動解像度モード」を選んでおくのが便利だろう。このモードでは、原稿の長さが148mm以下なら、カラー/グレースケールで解像度300dpiに、148mmより長いなら解像度200dpiに自動設定される。

またカラーモードも「自動」にしておけば、読み取る原稿に応じて、カラーまたはグレースケール、白黒が自動識別される。さらに原稿サイズの自動検出も可能だ。片面読み取りか両面読み取りかはユーザー設定する必要があるが、白紙ページを自動で削除する機能もある。

特に精細なスキャンが必要な場合には、画質モード「エクセレント」を選ぶと、カラー/グレースケールで600dpi、白黒で1200dpiの読み取りが可能になる。その場合は、スキャン速度が毎分5枚に低下するが、それでも従来機に比べて約3倍以上スピードアップしている。

そのほか「ScanSnap Manager」では、保存先や保存ファイル形式(PDFまたはJPEG)、保存ファイル名の設定、ファイルの圧縮率の調整、スキャン後に転送するアプリケーションの指定などが行える。「ScanSnap Manager」の画面上部には「おすすめ/コンパクト/きれい/カスタマイズ」という4つのボタンがあり、用途に応じていずれかのボタンを押すだけで細かい設定をすべて最適化できる点もありがたい。

付属ソフト「ScanSnap Manager」の設定画面(Windows版)
付属ソフト「ScanSnap Manager」の設定画面(Windows版)
付属ソフト「ScanSnap Manager」の設定画面(Macintosh版)
付属ソフト「ScanSnap Manager」の設定画面(Macintosh版)

同社の業務用ドキュメントスキャナで使われる「超音波方式マルチフィードセンサー」をScanSnapシリーズで初搭載。これによって書類の重なりなどを確実に検出でき、効率よくスキャンできる。また、付属の「A3キャリアシート」を使えば、2つ折りにしたA3用紙のスキャンもできる

同社の業務用ドキュメントスキャナで使われる「超音波方式マルチフィードセンサー」をScanSnapシリーズで初搭載。これによって書類の重なりなどを確実に検出でき、効率よくスキャンできる。また、付属の「A3キャリアシート」を使えば、2つ折りにしたA3用紙のスキャンもできる

作業効率を高める豊富なアプリケーション


「ScanSnap Manager」以外のソフトとして、Windowsモデルではファイル整理閲覧ソフト「ScanSnap Organizer V4.0」や、名刺管理ソフト「名刺ファイリングOCR V3.0」、PDF編集ソフト「Acrobat 9 Standard」が、またMacintoshモデルでは、名刺管理ソフト「CardMinder V1.0」、PDF編集ソフト「Acrobat 8 Professional」などがそれぞれバンドルされている。このほかWindows用には、PDFデータの管理ソフト「楽2ライブラリ パーソナルV5.0」が付属するセットモデルもある。

これらのソフトの中でも「ScanSnap Organizer V4.0」の機能性には特に注目したい。読み取ったPDFまたはJPEGのスキャンデータをサムネイルとして表示、管理するためのソフトである。画像として読み取ったPDFファイルを、テキスト検索可能なPDFファイルに変換したり、自動抽出したキーワードによってファイルを振り分けたりできる。

またスキャンする前にあらかじめ蛍光ペンなどで文書にマーキングしておけば、そのマーキングした箇所の文章のみをPDF化したり、キーワード登録したりもできる。


Windows版に付属する管理ソフト「ScanSnap Organizer V4.0」の画面。PDFファイルをWordやExcel、PowerPointの各文書ファイルに変換することも可能だ
Windows版に付属する管理ソフト「ScanSnap Organizer V4.0」の画面。PDFファイルをWordやExcel、PowerPointの各文書ファイルに変換することも可能だ

「ScanSnap Organizer V4.0」で、スキャンしたPDF文書を拡大表示した状態

「ScanSnap Organizer V4.0」で、スキャンしたPDF文書を拡大表示した状態

さらに「ScanSnap Organizer V4.0」で検索可能なPDFに変換し、付属ソフト「Acrobat 9 Standard」で開いた状態。テキストデータとして利用することができる

さらに「ScanSnap Organizer V4.0」で検索可能なPDFに変換し、付属ソフト「Acrobat 9 Standard」で開いた状態。テキストデータとして利用することができる

ただ残念なのは「ScanSnap Organizer V4.0」が付属するのは、現状ではWindows版のみであること。その代わりというわけではないが、付属するPDF編集ソフト「Adobe Acrobat」は、Windows向けではStandard版だが、Macintosh向けではProfessional版となる。

デザイナーの仕事では、フラットベッドスキャナやフィルムスキャナが欠かせない道具のひとつであり、それらを文書スキャン用途に兼用している人は多いはず。だが、フラットベッドスキャナとは別に、ドキュメントスキャナ「ScanSnap S1500」を導入する価値は十分あると思う。特に高速性と省スペース性、付属ソフトの利便性が魅力的だ。



(永山昌克)




■価格 オープンプライス(直販価格:49,800円)

■主なスペック
読取方式:自動給紙方式、両面自動読み取り/イメージセンサー:カラーCCD×2/読取範囲:A4、A5、A6、B5、B6、はがき、名刺、レター、リーガル、カスタム(最大216×360mm)/インターフェース:USB/外形寸法:292(W)×158(H)×159(D)mm/重量:3kg(本体のみ)



■問い合わせ先
PFUイメージングサービス&サポート
0120-37-9089
http://www.pfu.fujitsu.com/


twitter facebook このエントリーをはてなブックマークに追加 RSS
【サイトリニューアル!】新サイトはこちらMdNについて

この連載のすべての記事

アクセスランキング

8.30-9.5

MdN BOOKS|デザインの本

Pick upコンテンツ

現在