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MacBook Pro 17 2.4GHz/2GB RAM/160GB HDモデル


アップルコンピュータ


BTOでHD解像度にも対応する17インチディスプレイを備えたハイエンドMacBook Proの最新モデルは、CPUやチップセットの変更や最大搭載可能メモリの拡張などを受けて、着実な進化を続けている。


PowerBookの時代からキープコンセプトのデザインテーマとアルミ筐体は、最新のMacBook Pro 17インチでも健在。デモ機はBTOの1920×1200ピクセルLCDを搭載しており、iTunesのようなシングルウィンドウアプリも余裕で表示できる。
PowerBookの時代からキープコンセプトのデザインテーマとアルミ筐体は、最新のMacBook Pro 17インチでも健在。デモ機はBTOの1920×1200ピクセルLCDを搭載しており、iTunesのようなシングルウィンドウアプリも余裕で表示できる。



高性能+画面の広さ=使いやすさ


 2006年のインテルCPU化以降、派手なフルモデルチェンジはないものの、着実に進化し続けているMacBook Pro 17インチモデルの最新型である。厚さ2.59cmの酸化皮膜処理されたアルミ筐体のデザインもそのまま引き継がれているが、1つ前のモデルと比較して内容的には高速化と使い勝手向上のための変更が行われた。

まず、CPUは同じCore 2 Duoだが、型番がT7600からT7700となりクロック周波数が2.4GHzとなった。これに付随するチップセットの動作クロック(CPU←→ノースブリッジ間)も667MHzから800MHzへと向上し、従来は最大3GBだった搭載可能メモリが最大4GBまで対応できるようになった。

搭載可能メモリの拡張は、複数のアプリケーションを同時利用する場合の大きな利点だが、同時にBoot Campやサードパーティ製の仮想化ソフトを使って複数のOSを稼働させる際にも有効であり、プロユーザーにとって実質的なメリットと言える。

もう1つ特筆すべき点は、標準の1680×1050ピクセルのワイドスクリーンの他に、BTOで1920×1200ピクセルの高解像度液晶ディスプレイが装備できるようになったことだ。この解像度であれば、フルHD画質の動画もそのまま表示でき、DTPやグラフィックソフト、あるいは表計算のようなビジネスアプリケーションを使用する際にも、ワークエリアが約1.3倍と大きく広がる。しかも、BTOによる差額は12,810円とリーズナブルなので、ぜひとも選択しておきたい。

また、SuperDrive(マルチフォーマットをサポートした光学ドライブに対するApple社の呼称)の読み取り速度も、わずかながら旧型より向上した(DVD+/- RとDVD+RWで6x→8x、DVD+R DLで4x→6x)。依然として新世代DVDはサポートされていないが、地道な改良と言える。

こうした基本性能の向上と、事実上の標準仕様と位置づけられるHD解像度のBTOのディスプレイにより、このMacBook Proのハイエンドモデルの使い勝手は一段と向上したのである。


オプションの1920×1200ピクセルディスプレイが搭載されていることを示すコントロールパネル。標準では1680×1050ピクセルとなる。ディスプレイの明るさも、環境光の明るさに連動して自動調整される。
オプションの1920×1200ピクセルディスプレイが搭載されていることを示すコントロールパネル。標準では1680×1050ピクセルとなる。ディスプレイの明るさも、環境光の明るさに連動して自動調整される。
光学ドライブは、2層DVD±R/DVD±RW/CD-RWのSuperDriveを搭載。17インチモデルでは、ディスクの挿入スロットがパームレスト面ぎりぎりの高さに設けられている。
光学ドライブは、2層DVD±R/DVD±RW/CD-RWのSuperDriveを搭載。17インチモデルでは、ディスクの挿入スロットがパームレスト面ぎりぎりの高さに設けられている。

万能マシンのひとつの姿


具体的な性能差では、Macintosh用のベンチマークテストとして標準的なXbench 1.3による計測で、総合スコアが115.53となった。旧型は平均的に100をややオーバーする程度であることを考えると、クロックやチップセットの性能差などから妥当なところと言える。

ハードディスクが旧モデルの4200RPMのものから5400RPMへと変更されたため、ディスク関連の数値も向上しており、GPUの変化(ATI Radeon X1600→NVIDIA GeForce 8600M GT)によってグラフィックス性能も全般的に改善されているが、OpenGL系だけは旧モデルのほうが数値が高い。ATIがインテルのライバルであるAMDに吸収されたため、Apple社も使い慣れたATI GPUからNVIDIAに移行しつつある過程で、まだドライバを最適化しきれていない部分もあるようだ。しかし、このあたりは、次期Mac OS XであるLeopardで解消されるものと思われる。

MacBok Pro 17インチモデルは、ノート型Macの最高峰として常に持ち歩くにはやや大きく重いかもしれないが、一般的なデスクトップマシンに匹敵する内容と性能が、このパッケージングに収まっていることを思えば驚異的ですらある。普段はオフィスやスタジオで据え置き型として利用し、出先でのプレゼンテーションやクライアントとの打ち合わせには、それをそのまま携えて出かける。そんな「携帯できるクリエイティブスタジオ」として使うには、最高の1台と言えるだろう。


ポート類は、正面向かって右側面(写真では上)に、奥(同右)からデュアルリンクDVI、ギガビットEthernet、Firewire 800、Firewire 400、USB 2.0、盗難防止用のセキュリティスロット。同じく左側面に奥(同左)から磁石吸着式のMagSafe電源端子、USB 2.0×2、光デジタルオーディオ入力/オーディオライン入力(兼用ミニジャック)、光デジタルオーディオ出力/ヘッドフォン出力(兼用ミニジャック)、ExpressCard/34スロットが並ぶ。
ポート類は、正面向かって右側面(写真では上)に、奥(同右)からデュアルリンクDVI、ギガビットEthernet、Firewire 800、Firewire 400、USB 2.0、盗難防止用のセキュリティスロット。同じく左側面に奥(同左)から磁石吸着式のMagSafe電源端子、USB 2.0×2、光デジタルオーディオ入力/オーディオライン入力(兼用ミニジャック)、光デジタルオーディオ出力/ヘッドフォン出力(兼用ミニジャック)、ExpressCard/34スロットが並ぶ。
標準添付されるApple Remoteと本体側の赤外線受光部(黒っぽい丸)。Apple Remoteは、メディア操作のフロントエンドであるFront Rowや、別売のプレゼンソフトKeynote(iWorkに含まれる)の操作などに利用可能だ。
標準添付されるApple Remoteと本体側の赤外線受光部(黒っぽい丸)。Apple Remoteは、メディア操作のフロントエンドであるFront Rowや、別売のプレゼンソフトKeynote(iWorkに含まれる)の操作などに利用可能だ。
環境光の明るさに応じてキーボードを内側から光らせて、暗い場所でのキー操作を容易にするバックライトキーボードも健在だ。



(大谷和利)



■価格:359,800円
■おもなスペック
CPU:2.4GHz Intel Core 2 Duo/メモリ:22GB(SO-DIMM×2)667MHz DDR2 SDRAM(PC2-5300)/グラフィックおよびディスプレイ:17インチ(対角)TFTワイドスクリーン、解像度1,680×1,050ピクセル/ハードドライブ:160GB シリアルATA 5400rpm/光学ドライブ:8倍速SuperDrive (DVD±R DL/DVD±RW/CD-RW)/サイズ:高さ: 2.59cm、幅: 39.2cm、奥行き: 26.5cm/重量:3.08kg
■問い合わせ先
Apple Store コールセンター
0120-27753-1
http://www.apple.com/jp/macbookpro/
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