24.1型ワイドディスプレイ「RDT241WEX」 | デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-
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ディスプレイ

IPS方式で低価格を実現!! 24.1型ワイドディスプレイ


RDT241WEX


三菱電機


三菱電機が発売した「RDT241WEX」は、非光沢液晶パネルを使った24.1型ワイドディスプレイだ。同製品は色管理に優れたシリーズ「Diamondcrysta Color」の最新機種で、IPS方式の液晶パネルを搭載しながらも実売で7万円を切る低価格を実現している。コストパフォーマンスの高さでユーザーから注目を集めている同製品の詳細をレポートしよう。




Adobe RGB非対応にすることで低価格を実現


「RDT241WEX」は、ハイエンド向けの「Diamondcrysta Color」ブランドの第2弾として発売された製品だが、すでに発売されている上位機種の「RDT262WH」と比べると、実売で約7万円を切る低価格に設定されている。IPS方式の液晶ディスプレイとしてはかなり安いが、「RDT262WH」がAdobe RGB対応の広色域パネルを採用しているのに対して、この「RDT241WEX」はsRGBでの色管理を前提としている。つまり「Adobe RGBまでは必要としていないが、sRGBの色管理はしっかりやりたい」というユーザーをターゲットにした製品で、Webサイト制作やCG制作などさまざまな用途に活用できる。

視野角は左右上下いずれも178度で、IPS方式ならではの広い視野角を実現している。輝度は70〜380cd/平方メートルで、コントラスト比は900:1。応答速度は5ms(G to G)。入力端子はアナログD-Subが1系統、デジタルDVI-Dが1系統。残念ながらHDMI端子は搭載されていないが、市販のDVI-HDMI変換ケーブルを用いることにより、DVI-D端子に接続可能だ。


5種類のピクチャーモードから選択可能


OSD(On Screen Display)上では、ブライトネス調整やコントラスト調整のほか、ブラックレベルの切り替えや色設定、色温度調節、赤色・緑色・青色の調節、ガンマ補正のタイプなどが選択できる。また、さまざまな映像ソースに対応したピクチャーモードも選択可能で、標準設定の「スタンダード」と、写真(静止画)に適した「PIC-1」(出荷状態は5000K)および「PIC-2」(出荷状態は6500K)、CG動画の制作に適した「CG-1」(出荷状態は6500K)、制作したCG動画を確認するのに適した「CG-2」(出荷状態は9300K)の5つが用意されている。

OSDには、このほかに誤動作を防ぐ「操作ロック」機能や、入力信号の解像度がディスプレイの表示画素数よりも低い場合に表示画面を拡大する機能なども搭載されている。画面サイズの拡大機能としては、画面表示を全体に拡大する「フル」、縦横比率を変えずに画面を拡大する「アスペクト」が選べる。

このほか、同製品が対応する解像度よりも高い解像度の信号が入力された場合に、自動的に画面を縮小表示する「簡易表示機能」や、アナログ入力でユーザーメモリーに記憶されていない種類の信号が入力された場合に自動補正が実行される「ノータッチオートアジャスト機能」、パワーマネジメント機能など多彩な機能を持っている。パワーマネジメント機能は、通常動作時が95Wのところ、スリープモード時に1W以下まで消費電力を抑える機能だ。また、電力量やCO2削減量などを確認できる「ECO設定」や、常に省エネ状態を表示する「ECOメーター」も利用できる。「ECOメーター」はシースルー表示も可能だ。



簡易キャリブレーションが可能



同製品はハードウェアキャリブレーションに対応していないが、簡易的にカラーキャリブレーションを行うための「EASYCOLOR!2」という同社独自のソフトウェアに対応している。同ソフトは、専用の色調整用チャートと、ディスプレイ上に表示した画像とを比較して、明るさや色合いを同じに見えるように調整することで、測定器を使わずにキャリブレーションを行える。画像に埋め込まれたICCプロファイルと、ディスプレイのICCプロファイルの両方を反映して画像表示するビューア機能も搭載されており、正しい画像の色表示が行える。

実際に「EASYCOLOR!2」でキャリブレーションを行ってみたが、白色の色味の微調整なども簡単に設定できた。もちろんプロユースとしては厳密なキャリブレーションを行いたい場合は「i1 Display2」などの測定器を用いてキャリブレーションを行う必要があるが、アマチュアが使用するにあたっては「EASYCOLOR!2」での簡易キャリブレーションだけでも問題はないだろう。




遮光フードも用意


使用する上で1つ気になったのが、スタンドの高さ調整ができないこと。異なるメーカーのディスプレイを並べてマルチディスプレイ環境を作る場合などは、少々使いづらいかもしれない。また、スペックとしてはムラ補正機能が省かれているのも少し気になったが、ムラに関しては実際に画面を見てもそれほど気にならなかった。

このような細かなコストダウンに納得できるのであれば同製品はオススメだ。WebサイトやCGの制作ならsRGBに対応していれば十分、というユーザーにも最適だし、フォトレタッチにおいてもAdobe RGBが不要だという人は少なくないので、価格を優先したい人にとってこの製品は魅力だろう。また、低価格ながらオプションに遮光フードが用意されているのもうれしい。IPS方式採用の安価なディスプレイとしてお買い得のモデルと言えるだろう。




カラーはホワイトとブラックの2種類
カラーはホワイトとブラックの2種類


入力端子はアナログとデジタルが各1系統
入力端子はアナログとデジタルが各1系統


OSD上で色温度やガンマ補正などを設定できる
見やすい液晶画面を備えたチルト式の操作パネル


ピクチャーモードは5種類
ピクチャーモードは5種類


「EASYCOLOR!2」で簡易キャリブレーションをおこなえる
「EASYCOLOR!2」で簡易キャリブレーションをおこなえる


高さの調整機構は付いていない
高さの調整機構は付いていない


横への首振りは可能
横への首振りは可能


(片岡義明)

■価格
オープンプライス

■おもなスペック
サイズ:24.1型
有効表示領域(横×縦):518.4×324.0mm
解像度:1,920×1,200
画素ピッチ(mm):0.270
最大表示色:1677万色
外形寸法 (横×縦):568×453.3×210.6mm

■問い合わせ先
三菱電機
TEL 03-3424-9298
http://www.mitsubishielectric.co.jp/








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