世界最小・最薄・最軽量のデジタル一眼レフ機
E-410
オリンパス

気軽に持ち運べるコンパクトボディ
また、他の一般的なデジタル一眼よりも面積が一回り小さい、4/3インチの撮像素子を採用するため、ボディやレンズを小型軽量にできるメリットもある。これまでのフォーサーズ機は、その特長を十分に生かせているとは必ずしもいえなかったが、この「E-410」は従来比約20%減のコンパクト化を達成。加えて、レンズキットに付属の標準ズームも小型軽量になった。
ボディに標準ズームを付け、バッテリーやメモリーカードを含めた使用時重量は、わずか約660グラム。手のひらに載るくらい小さくて軽く、気軽に持ち運べる。デザイン上のポイントは、グリップ部の厚みを抑えたことと、内蔵ストロボを格納するペンタ部を小さな三角形にまとめたこと。銀塩時代の一眼レフ機を彷彿させるスマートなフォルムで、見た目からも重々しさや厳つさは感じない。古くからのオリンパスユーザーなら、初期のOMシリーズを思い起こす人もいるはずだ。
グリップ部が薄いため、手の大きなユーザーにはホールド感がやや不足する印象はあるが、レンズ部を左手を包むように構えることで安定感を高められる。ただし、高価で大型の交換レンズを付けるとさすがにバランスが悪くなる。標準ズームやダブルズームキットに付属の望遠ズームなど、コンパクトなレンズと組み合わせるのがベターだろう。

ワンランク上を行く2つの機能
ただしライブビュー表示中は、シャッターボタンを半押ししてもAFは作動しない。AFは、AFLボタンを押して作動させるか、あるいはシャッターボタンを全押して、ピント合わせと同時に撮影を行う。このあたりの操作は、慣れるまでは戸惑うかもしれない。CCD上のコントラストを検出してAFを作動させるコンパクトデジカメとは異なり、AF専用センサーでピントを合わせる一眼レフ機の構造上、仕方ない部分だ。
その反面、ライブビュー使用時のマニュアルフォーカスの使い勝手は非常にいい。マニュアルフォーカスでは液晶画面の好きな部分を7倍または10倍に拡大表示できる。撮像素子の面、すなわちピントが合う面を拡大して見ていることになるので、極めて正確なマニュアルフォーカスが可能になる。動植物や小物などのマクロ撮影、商品撮影などでは特に重宝する。
また、液晶モニタは上下左右からの視野角が拡張した新設計のタイプを採用。可動式を採用した従来機「E-330」ほどの自由度はないものの、ローアングルやハイアングルからの撮影をこなせる広視野角だ。さらに、露出補正やホワイトバランスの調整がライブビューに反映するようになったのは、ありがたい改良といえる。
機能面でのもうひとつのポイントは、撮像素子の前面の付いたゴミを超音波振動で振るい落とすダストリダクションシステムを搭載すること。ダストリダクションは、最近では他社製品でも標準的に搭載されつつあるが、その仕組みや効果は機種によって差が大きい。中には、大きなゴミ以外はほとんど効果が感じられない製品もある。
そんな中「E-410」のダストリダクションは、これまでの同社製品と同じく、非常に強力といえる。複数の交換レンズをとっかえひっかえしながら撮影した試用期間中に、ゴミが写り込んだカットはまったくなかった。
撮像素子は1000万画素のLiveMOSセンサーで、処理エンジンには「トゥルーピックターボIII」を新採用する。受光部の面積を小さくせずに高画素化しているので、高感度ノイズは従来よりも低減。発色や階調の再現性も向上している。特に肌色など淡い色の表現がより美しくなった。発色の傾向を自分好みに細かくカスタマイズすることも可能だ。
デジタル一眼レフ機の大きさや重さをネックに感じていた人にとっては最適な製品だ。ビギナーだけでなく、2台目のサブカメラとして活用したい中級者以上にもお勧めできる。


■おもなスペック
撮像素子:17.3×13mmLiveMOSセンサー/総画素数:約1090万画素(有効画素数:約1000万画素)/レンズマウント:フォーサーズマウント/ISO感度:オート/ISO100~1600/シャッタースピード:60~1/4,000秒
測光方式:TTL開放測光、49分割デジタルESP測光、中央部重点平均測光、スポット測光、スポット測光 ハイライト/シャドーコントロール /記録媒体:CFカード、xDピクチャーカード/記録ファイル形式:JPEG、RAW(静止画)/インターフェイス:USB2.0、AV出力、DC入力/外形寸法:129.5(W)×91(H)×53(D)mm/重量:約375g(本体のみ)
■問い合わせ先
オリンパスお客様相談センター
03-3960-3200
http://www.olympus.co.jp/



