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パーソナルコンピュータ

大画面をメインストリーム化する、新型iMac 24インチ/2.93GHzモデル

iMac(24インチ/2.93GHz)

アップルジャパン



Macintosh製品中でコンシューマー向けデスクトップの主力モデルであるiMacが、アップデートされ た。業界全体が不況下にある中でアップル社が採った戦略は、大幅な値下げと24インチモデルのメインストリーム化。ここでは、グラフィックス機能の強化や ポート類の変更でより魅力を増したシリーズの、上から2番目に相当する24インチ製品(2.93GHz)を紹介する。



新型iMac 24インチ(2.93GHz)モデル


大画面を身近にする大胆な価格戦略

アップル社のデスクトップMac製品は、ノートPCに需要の中心が移りつつある市場の中にあっても、1000ドル以上のデスクトップマシン市場で8割近いシェアがある(NPD調べ)。しかし、不況下で縮小傾向にあるマーケットに対して極端に安価な製品を投入しても、それ以上のシェア確保が難しいだけでなく、価格競争に突入する危険性がある。

そこで同社は、仕様の底上げを図ると同時に最下位の20インチモデルを1万1千円値下げして12万8800円にすると共に、上位の24インチモデルの価格を大胆に見直し、付加価値の高い製品を、よりリーズナブルに提供する戦略に出た。

その結果、24インチのエントリーモデルは15万8800円で購入可能となり、最も高いモデルでも24万4800円と、25万円を切るバリュー・フォア・マネーな価格構成となった。

今回の評価機は、両者の中間にあたる19万8800円の24インチ中堅モデル。CPUに2.93GHz Core 2 Duoを採用し、4GBのメモリと640GBHDD容量をもつ。グラフィックスカードはNVIDIAのGeForce GT 120(256MB GDDR3)で、8倍速の2層式SuperDriveという構成だ。

外観は基本的に前モデルを踏襲するが、本体背面のポート類からFireWire 400が割愛された代わりに、USB 2.0が従来の3基から4基に増設された。とは言え、FiewWire 800ポートはそのまま引き継がれており、対応ケーブルさえ用意すれば既存のFireWire 400仕様の機器もそのまま利用可能である。

また、従来、外部映像端子はMini-DVIポートだったが、今回から新型MacBookなどでも採用されたアップル社独自のMini DisplayPortに変更された。こちらも、個々の対応ケーブルによって既存のDVI/VGA/デュアルリンクDVIのディスプレイに接続できるためハードウェア資産が無駄になることはない。
一方、キーボードは新たにテンキーなしの薄型のものがバンドルされているが、これはBTOによりテンキー付きに無償変更することも可能。テンキー無しのままで十分という人もそれなりに居ると思われるので、アップル社にとってはコストダウンにつながる部分でもある。同様に、Front RowやKeynoteのコントロールが可能なアップルリモートもオプション設定となった。なお、キーボードとマウスは、BTOでワイヤレスタイプも選択可能だ。

一体型の新スタンダードマシン

以前から、外付けのCinema HD Display並みの画質で定評のあった24インチのLCDパネルは、新型では最高輝度こそ385カンデラ/平方メートルとやや暗くなったものの、上下/左右178度の視野角が維持され、コントラスト比は逆に750:1へと向上しているため、実感としてはよりクッキリとした画質になったように感じられる。

1920×1200ドットの解像度には変更が無く、表計算ソフトからページレイアウト、HD映像の再生、あるいは高解像度イメージの表示・編集などに大画面ならではの広いワークスペースを活用できる。

また、新設のMini DisplayPortを利用して外付けディスプレイを接続した場合、サポートされる最大解像度は、デジタル接続では内蔵と同じ1920×1200ドットまで、VGAアダプタによるアナログ接続では2045×1536ドットまでとなる。

さらに、純正のデュアルリンクDVIアダプタを利用すれば、30インチのCinema HD Display(2560×1600ドット表示)にも接続できる。

ハイアマチュアやプロユーザーにとってデメリットがあるとすれば、クリアな光沢パネルは周辺光が反射しやすい点だ。非光沢パネルはBTOでも用意されていないため、グラフィックス関連の厳密な作業には、外付けのアンチグレアディスプレイの必要性も考慮しておくほうが良い。

グラフィック性能の大幅な強化は、今回のモデルチェンジの最大の特徴と言える。ベースとなるチップセットは最新のMacBookと同じNVIDIA GeForce 9400Mだが、上位の2機種に関してはGPUとしてGeForce GTシリーズが追加されており、最上位モデルではGeForce GT 130、評価モデルではGeForce GT 120が採用された。その結果、GeForce 9400Mのみの場合に比べて、最大2.6倍のグラフィックス性能を持つに至った。

実際にCineBenchを使ったベンチマークテストでも、1年前の8コアMac Pro並みのOpenGLスコアが達成され、CPU性能共々、15インチのMacBook Proを上回る結果となった。最大8GBのメモリ搭載量や、1TBまで拡張可能なHDD容量と相まって、新型iMacは、オールインワンデスクトップ機の新しいスタンダードと言えるだろう。






1920×1200ピクセルの大型ワイドディスプレイを搭載したiMac 24インチモデル。従来モデルと基本的に同じ外観ながら、環境を考慮してスタンド部のアルミ厚がわずかに薄くなり、アップルリモートがオプション設定となった


背面ポート類は、FireWire 400が割愛されたが、その分、USB 2.0が1基増えて4基となっている。また、外部映像出力ポートが、従来のMini-DVI仕様から、MacBookなどと共通のMini DispalyPort仕様へと変更されている


従来、iMacにはテンキー付きのスリムなキーボードが付属していたが、新型では、このテンキー無しのものに変更された


底面に至るまで、きちんとデザインされている付属キーボード。USBポートが2基装備され、マウスなどが接続可能になっている


24インチの大型LCDスクリーンは光沢仕上げのみ。ノングレアタイプはBTOでも選択できない。ワークスペースの広さは、DTPやビデオ編集はもとより、パノラマ写真のような高解像度イメージの表示にも適している


評価機は、グラフィックスチップにGeForce GT 120を搭載する上から2番目のモデルだが、一般用途には十分過ぎる性能を持つ。CineBenchのテストでは、CPUスコア、OpenGLスコア共に、15インチのMacBook Proを上回る数値が記録された


(大谷和利)

■価格 198,800円(24インチ/2.93GHz)

■おもなスペック
CPU:2.66GHz Intel Core 2 Duo/RAM:4GB(2GB SO-DIMM × 2)1066MHz DDR3 SDRAM、最大8GBをサポート/HDD:640GBシリアルATA5、7200 rpm/サイズ:24インチ(1920×1200ピクセル)/表示色:約1670万色/サイズ:569(W)×520(H)×207(D)mm

■問い合わせ先
Apple Store
0120-993-993
http://store.apple.com/
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