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液晶モニター

コストパフォーマンス追求型の最新モデル

SyncMaster 225BW

日本サムスン

デザイン等を生業にするものから見れば、4:3の液晶よりも16:9のワイド液晶のほうが使いやすい場合がある。ものよりも横方向の解像度があるためPhotoshopのパレットの設置に困らないとか、2枚ウィンドウを並べて比較しつつ作業する、ということが非常にやりやすいからだ。4:3液晶の製品よりも高解像度なのにも関わらず、同等の値段をつけているものも珍しくなくなってきた。そこで今回はサムスンのコストパフォーマンス追求型の最新モデルを紹介しよう。



5万円強で入手可能な
22インチワイド液晶が登場

最近の液晶ディスプレイ市場は縦横比4:3のものから16:9のワイド液晶に主力が切り替わっている。家庭用TVのワイド化のように、やや業界主導のブームのようにも思えるが、先日発売が始まったWindows VistaのようにOSがワイド液晶時代を促進するような動きもある。特にVistaでは画面右端に“サイドバー”と呼ばれるアクセサリが常に表示されるため、ワイド液晶の方が親和性が高いとされている。今回紹介するサムスン「SyncMaster 225BW-R(以下225BW)」がVista対応を謳っているのは、主にこのワイド液晶だから、という側面によるものだ。

この225BWを一言で言い表せば「22インチWSXGA+(1680×1050ピクセル)の液晶パネルを採用した製品」ということになる。現在コンシューマー用として主力の製品はこれよりも1段階小さい20.1インチワイド液晶(実売4万円程度)だが、225BWはそれに迫る5万円強で流通しているコストパフォーマンスの高さが非常に大きな魅力だ。タテ方向の寸がやや足りないため書類を等倍で全て表示することはできないが、手持のディスプレイがSXGA(1280×1024ピクセル)以下であるなら、アップグレード用として非常によい選択になるだろう。

225BWは付加機能よりも液晶パネルの完成度でアピールするタイプの製品だ。液晶パネルの応答速度は5msと非常に速く、動画表示時の残像感はほとんど感じない。OSDによる色調整機能はRGBをベースにしたシンプルなものだが、「テキスト用」「ゲーム用」「スポーツ観戦用」等といった利用シーンに合わせた設定に瞬時に切り換えられるのは非常に便利だ。
さらに同梱CD、または同社サイトからダウンロードできるユーティリティ編「MagicTune」も利用してみたい。MacOS X搭載におけるディスプレイの色調整と同様の、ガンマを煮詰めていくタイプの色調整機能がマウスの操作だけで利用できる。

遊びには便利な機能満載だが
厳密な色管理にはやや不向きな面も

225BWに搭載された「MagicColor」はやや注意の必要なフィーチャーだ。この機能は表示中の画面全体の色や明度を変化させずに彩度だけを際立たせるというもので、特に液晶では雲って見えがちな肌色のトーンがより鮮やかに見えるようになる。「フル」「インテリジェント」「デモ」の3段階で彩度の強調度合いが変更可能だが、“いかにも作った”感じの色になる上、カラーマッチングという概念からは遠ざかるため本Webサイト的には利用は避けるべき機能といえる。もちろん、動画やゲーム等を楽しむ際にはMagicColorを利用した方がよりキレイで印象的な画になることは付記しておきたい。

やや上下方向の視野角も狭めである点も注意が必要だ。カタログスペックは上下左右ともに160度だが、特に上下方向に関しては頭の位置の違いで色が異なった見え方になりやすい(液晶の宿命ともいえるが)。応答速度の速さを活かしたFlash動画の編集や動画のサッと見、またはコントラストの良さを活かしたDTP中心の作業ではあまり気にならないが、発色を吟味するフォトレタッチ作業やRAW現像が主体のユーザにはあまり向かない製品であるといえる。

手ごろな価格で使い良いワイド液晶という点では評価はできる(特にこの価格帯でしっかりしたスタンドを装備している製品は少ない)。しかし、ことデザインの現場から見ると、ストライクゾーンはやや外している評価というのは免れない。コストパフォーマンスか実用性のどちらをとるかは読者の判断に委ねたい。

背面の端子はDVI-DとアナログVGAの2系統。DVIはHDCPに対応しているため、将来的に著作権保護機能の必要な映像コンテンツを観賞する際に有効活用できる

背面の端子はDVI-DとアナログVGAの2系統。DVIはHDCPに対応しているため、将来的に著作権保護機能の必要な映像コンテンツを観賞する際に有効活用できる

添付CDに収録されている「MagicTune」でも色調整は可能だRGB3軸を使った典型的な色補正のほかに、右のようなガンマを補正する方式で手動で色設定を煮詰めていくタイプの補正機能も備える。同梱CDにはWindows XP対応版が収録されているが、VistaやMacOS X用は同社のサイトからダウンロード可能だ

添付CDに収録されている「MagicTune」でも色調整は可能だRGB3軸を使った典型的な色補正のほかに、右のようなガンマを補正する方式で手動で色設定を煮詰めていくタイプの補正機能も備える。同梱CDにはWindows XP対応版が収録されているが、VistaやMacOS X用は同社のサイトからダウンロード可能だ

添付CDに収録されている「MagicTune」でも色調整は可能だRGB3軸を使った典型的な色補正のほかに、右のようなガンマを補正する方式で手動で色設定を煮詰めていくタイプの補正機能も備える。同梱CDにはWindows XP対応版が収録されているが、VistaやMacOS X用は同社のサイトからダウンロード可能だ

(加藤 勝明)


■価格 オープンプライス(実勢価格:5万円強)
■おもなスペック
サイズ:22型ワイド/表示領域(mm):473.76×296.1/解像度:1680×1050/画素ピッチ(mm):0.282×0.282/表示色数:1677万色/視野角:水平160°/垂直160°/輝度:280cd/m2/コントラスト比:700:1/応答速度:5ms/ビデオ信号:アナログ(D-Sub15) /デジタル(DVI-D、HDCP対応) /スピーカー:なし/チルト角度/スイーベル角度:チルト:前5°/後25°、スイーベル:330°/外形寸法(mm):504.7(W)×219.8(D)×408.0(H)/重量:約6.9kg
■問い合わせ先
日本サムスン
0120-363-133
http://www.samsung.com/jp/
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