コストパフォーマンス追求型の最新モデル
SyncMaster 225BW日本サムスン

5万円強で入手可能な
22インチワイド液晶が登場
この225BWを一言で言い表せば「22インチWSXGA+(1680×1050ピクセル)の液晶パネルを採用した製品」ということになる。現在コンシューマー用として主力の製品はこれよりも1段階小さい20.1インチワイド液晶(実売4万円程度)だが、225BWはそれに迫る5万円強で流通しているコストパフォーマンスの高さが非常に大きな魅力だ。タテ方向の寸がやや足りないため書類を等倍で全て表示することはできないが、手持のディスプレイがSXGA(1280×1024ピクセル)以下であるなら、アップグレード用として非常によい選択になるだろう。
225BWは付加機能よりも液晶パネルの完成度でアピールするタイプの製品だ。液晶パネルの応答速度は5msと非常に速く、動画表示時の残像感はほとんど感じない。OSDによる色調整機能はRGBをベースにしたシンプルなものだが、「テキスト用」「ゲーム用」「スポーツ観戦用」等といった利用シーンに合わせた設定に瞬時に切り換えられるのは非常に便利だ。
さらに同梱CD、または同社サイトからダウンロードできるユーティリティ編「MagicTune」も利用してみたい。MacOS X搭載におけるディスプレイの色調整と同様の、ガンマを煮詰めていくタイプの色調整機能がマウスの操作だけで利用できる。
遊びには便利な機能満載だが
厳密な色管理にはやや不向きな面も
やや上下方向の視野角も狭めである点も注意が必要だ。カタログスペックは上下左右ともに160度だが、特に上下方向に関しては頭の位置の違いで色が異なった見え方になりやすい(液晶の宿命ともいえるが)。応答速度の速さを活かしたFlash動画の編集や動画のサッと見、またはコントラストの良さを活かしたDTP中心の作業ではあまり気にならないが、発色を吟味するフォトレタッチ作業やRAW現像が主体のユーザにはあまり向かない製品であるといえる。
手ごろな価格で使い良いワイド液晶という点では評価はできる(特にこの価格帯でしっかりしたスタンドを装備している製品は少ない)。しかし、ことデザインの現場から見ると、ストライクゾーンはやや外している評価というのは免れない。コストパフォーマンスか実用性のどちらをとるかは読者の判断に委ねたい。
(加藤 勝明)
■おもなスペック
サイズ:22型ワイド/表示領域(mm):473.76×296.1/解像度:1680×1050/画素ピッチ(mm):0.282×0.282/表示色数:1677万色/視野角:水平160°/垂直160°/輝度:280cd/m2/コントラスト比:700:1/応答速度:5ms/ビデオ信号:アナログ(D-Sub15) /デジタル(DVI-D、HDCP対応) /スピーカー:なし/チルト角度/スイーベル角度:チルト:前5°/後25°、スイーベル:330°/外形寸法(mm):504.7(W)×219.8(D)×408.0(H)/重量:約6.9kg





