IPS液晶で高速な応答速度を実現「RDT232WX-S」 | デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-
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カラーマネージメントモニタ

IPS液晶で高速な応答速度を実現
23型ワイドディスプレイ

RDT232WX

RDT232WX

三菱電機

三菱電機が発売した「RDT232WX」シリーズは、フルHDに対応した23型ワイドディスプレイだ。IPS方式の液晶パネルを搭載した同製品 は正確な色再現性が特徴で、応答速度を向上させる機能の搭載により、IPS方式では国内最速の応答速度を実現している。ラインナップには光沢と非光沢を両 方そろえており、環境や好みによって選択できるのも魅力だ。今回は同シリーズの中から、光沢モデルの「RDT232WX-S(BK)」をお借りしたので、 その詳細をレポートしよう。



IPS方式では国内最速の応答速度

「RDT232WX」シリーズは、昨年11月に発売された「RDT231WM-X」の後継機種だ。「RDT231WM-X」はIPS方式の液晶ディスプレイとしては国内最速となる応答速度3.8ms(GTG)を実現した製品であり、今回発売された「RDT232WX」シリーズにもそのスペックはそのまま受け継がれている。動きの早い動画も、残像感の少ない鮮明な表示が可能だ。

この高い応答速度を実現するために搭載されているのが、三菱電機の独自技術「オーバードライブチェンジャー」だ。「オーバードライブ」とは画素の中間階調の応答速度を向上させる技術だが、効果をかけすぎると画質が低下するデメリットがある。そこで、さまざまなコンテンツに適した強さをユーザーが調節できるようにしたのが「オーバードライブチェンジャー」だ。「RDT232WX」シリーズでは、オーバードライブの強さを「オフ」「レベル1」「レベル2」の3段階から選択できる。

なお、「RDT232WX」シリーズには、今回のレビューでお借りしたグレア液晶の「RDT232WX-S」のほかに、ノングレア液晶を搭載した「RDT232WX」も用意されている。動画コンテンツを鮮やかな画質で楽しみたい人はグレア、仕事で使う人などはノングレアと、用途によって選べる。


広視野角と高い色再現性が魅力

おもなスペックは、画素数がフルHD(1,920×1080ピクセル)、輝度が300cd/平方メートル、コントラスト比が5,000:1(CRO非動作時は1,000:1)、視野角は左右上下ともに178度。実際に見るとわかるが、IPS方式を採用しているだけあって視野角は広く、斜めから画面を見ても色再現性はしっかり保たれる。

高い色再現性だけでなく、画像処理LSI「ギガクリア・エンジン」による超解像技術も魅力だ。超解像技術とは、独自の画像処理アルゴリズムで解像感を向上させる技術で、効果の強さは0~100%までの10段階から選べる。このほか、コントラストをリアルタイムに補正するダイナミックコントラスト補正技術や、局所的なコントラスト感を向上させる技術、精密な階調表現を実現する「階調数拡張処理技術」、ノイズリダクション、記憶色に合った色再現性を実現する色変換技術など、さまざまな画質向上技術が搭載されている。

入出力端子は、DVI-D(HDCP対応)およびミニD-Sub、2系統のHDMI、アナログD5端子と、AV関係も含めて豊富に用意されている。音声についても、入力端子としてステレオミニジャックとRCAピンジャック(L/R)、出力端子としてヘッドホン端子を搭載。さらに3W×2のステレオスピーカーも搭載する。

カードリモコンが付属しているのも便利だ。入出力端子が豊富なため、AV機器やゲーム機などを接続して離れた場所から視聴する場合も多いと思うが、リモコンがあれば音量や画質調節が楽に行える。同製品には各コンテンツに適した画質を設定できる「DV MODE」も搭載されているが、使わない画像表示モードをリモコンでスキップさせることもできる。


簡易的なカラーキャリブレーションも可能

同製品はハードウェアキャリブレーションには非対応だが、簡易的にカラーキャリブレーションを行える「EASYCOLOR!2」や「EASYCOLOR!3」というソフトウェアに対応しており、付属の色調整用チャートを見ながら簡単にカラーマネジメントが行える。チャートとディスプレイ上に表示された画像を比べて、同じ明るさや色に見えるように調整すればキャリブレーションが完了する。

もちろん測定機器を使用した本格的なキャリブレーションに比べると精度は劣るが、アマチュアレベルなら十分に使える機能だ。実際にキャリブレーションを行ってみたが、初めてでも迷うことなく、画面の指示に従うだけですぐにキャリブレーションを行えた。

ディスプレイスタンドには支柱をブロックで積み上げる「ブロックネック」を採用している。ブロックは3個入っているので、設置環境に応じて自由に高さを替えられる。積み上げる構造のせいか、高い位置にセッティングすると少し不安定さを感じるが、壁に寄せて設置する場合にスタンドベースを取り外せる「壁寄せスタンド」も採用しており、レイアウトの自由度は高い。事務所などでスペースが限られている場所で使う場合も設置しやすいと思う。

「RDT232WX-S」は超解像技術や高い応答速度で人気となった前モデルを、さらに熟成させた進化モデルと言える。高品質なIPS液晶を手軽な値段で実現しており、色再現性や高速応答性を重視するクリエイターには、魅力的な1台と言えるだろう。

1広視野角と高い色再現性が魅力
広視野角と高い色再現性が魅力

3つのブロックネックをすべて使うと高いポジションになる
3つのブロックネックをすべて使うと高いポジションになる

ブロックネックを減らすと低いポジションになる
ブロックネックを減らすと低いポジションになる

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AV関係の入出力端子はサイド側に搭載されている

PCとの接続端子は底部に搭載されている
PCとの接続端子は底部に搭載されている

超解像のレベルやブライトネス調整が可能なリモコン
超解像のレベルやブライトネス調整が可能なリモコン

超解像の設定はOSD上でも調整可能
超解像の設定はOSD上でも調整可能

「EASYCOLOR!2」では付属のチャートと見比べながら調整する
「EASYCOLOR!2」では付属のチャートと見比べながら調整する

「EASYCOLOR!2」では画像ビューアを見ながら色補正を設定できる
「EASYCOLOR!2」では画像ビューアを見ながら色補正を設定できる

(片岡義明)

■価格 オープンプライス

■おもなスペック
サイズ:23型
解像度:1,920×1,080
画素ピッチ(mm):0.265
最大表示色:約1677万色
外形寸法:546×453×230mm(スタンド含む)

■問い合わせ先
三菱電機(株)
TEL 03-3424-9298
http://www.mitsubishielectric.co.jp/

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