
第23回 Web2.0的ビジネスアーキテクチャー
ビジネスアーキテクチャーをデザインする起業が成功する
ビジネスアーキテクチャーというキーワードは、ソフトウェア工学のサービス指向アーキテクチャーというデザイン手法の中で使われています。サービス指向アーキテクチャーでは大規模なシステムをサービスの集まりとして捉えるデザイン手法として考えられています。その中の最も大きな枠組みがビジネスアーキテクチャーとなります。Web2.0ビジネスにおいても、テクノロジーがそのベースに存在することから、テクノロジープラットフォームの上のビジネスを一つのサービスとして捉えた場合、複数のビジネスからより多くの収益を上げる構造がビジネスアーキテクチャーでしょう。
1つのテクノロジープラットフォームで
複数のビジネスモデルを構築するケース
Googleのコア事業はインターネット上のあらゆるものを検索するサーチテクノロジーの提供であることは読者の方も異論はないでしょう。Googleのビジネスモデルは検索サービスの提供です。Googleの収益の源泉にあるのがインターネット上から集約したWebサイトの膨大なサイトインデックスであり、ページランクアルゴリズムによるユーザーを満足させるサーチ結果表示です。一方プロフィットモデルはサーチテクノロジーをベースにした、Adwords広告、Adsense広告というコンテンツマッチ型の広告メディアなのです。
Googleはサーチテクノロジーにより膨大なユーザートラフィックを集めることに成功し、さらにはそのサイトインデックスとユーザートラフィックから収益を生み出すことに成功しました。ユーザーの目的は必要な情報を手に入れるためにGoogleを利用します。ユーザーの必要としている情報を満たすものが、検索結果として表示されるインデックスに蓄積されたキーワードを含む多くのWebサイトの情報か、広告主が買ったキーワード広告の両方が表示されます。
ユーザーにとって不要な情報は広告として認識されますが、必要な情報は広告であっても情報として認識されるのです。さらに広告主は1クリック7円からという極めて少額な広告料からスタートすることができます。
この他Goggleはエンタープライズ(企業)向けにGoogle Search Applianceというアプライアンスサーバを販売しています。アプライアンスサーバとは、サーチテクノロジーがあらかじめサーバコンピューターにインストールされ販売される形態であり、企業はGoogleのサーチテクノロジーをサーバコンピューターごと購入する形となります。
■今回のポイント
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