
第68回 2007年のネット業界を総括してみる - 004
今年もあとわずかです。今年のネット業界を少しずつ振り返ってみます。Googleが示した、ふたつの広告フロンティア。それは動画とフィードです。
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[プロフィール] お がわ・ひろし●1996年、デル、ゲートウェイの代理店としてマレーシアにて日系企業及び在住邦人向けのPC通販ベンチャーを創業するなど、アントレプレ ナーとして活躍。その後日立製作所を経てサイボウズにジョイン。feedpathの基本設計を考案し、フィードパス株式会社のCOOに就任するが、 2007年12月に退任。現在は㈱サンブリッジにて起業準備中。ブロガーとしてSpeed Feed、「Web2.0BOOK」「ビジネスブログブック」シリーズなどの著作がある。 |
YouTube化するGoogle Video

本来であれば、Googleは検索エンジンとして検索結果に対してすべてのネットサービスに平等であるべきと思いますが、Googleの動画検索サイト Google Videoは、いまやYouTubeそのものです(いちおう申し訳程度にわけてありますが・・・)。たしかに現在のWeb上の動画コンテンツの多くはYouTube上に置かれているわけですが、これでは我田引水といわれてもしかたがないのではないでしょうか。
いずれにしても、GoogleがWeb検索から細分化し、巨大化していく傾向にある動画検索市場でのイニシアチブと、そこでの広告展開にかなりの資金を投じることは間違いなく、2008年の大きな戦場の一つになっていくことでしょう。
もう一つのフロンティア=RSSフィード

「Google believes that feed-based content and advertising is a developing space where we can add value for users, advertisers and publishers. FeedBurner's technology and talented team are a great addition to Google's current solutions for advertisers and publishers. 」
「Googleは、フィードを用いたコンテンツと広告が今後開拓されていく領域であり、Google自身がユーザーや広告主、あるいは情報の提供者のために何らかの価値を提供できると信じています。FeedBurnerの技術と才能あるチームはGoogleの現在のソリューションの向上に寄与するでしょう」
つまり、GoogleがいわゆるRSS広告配信に乗り出す、ということです。
Googleは、実は日本においては携帯情報端末=ケータイ上での広告にも本格的に着手していますが、もうひとつ、このRSS広告への集中力を大きく高めていることは注目に値します。彼らはiGoogleやGoogleリーダーの開発にも次第に加速度を増しており、しかもチャクジツにシェアを稼いでいます。RSSフィードの配信においてFeedBurner、受信側においてiGoogleとGoogleリーダー。既に強力な組み合わせを保持しており、あとはいつ本格的なRSSアドネットワークス事業に乗り出すのか、というタイミングだけの問題のようです。
年内いっぱいをかけて、2007年のWeb業界の総括をしていきます。今回はGoogleが狙っている二つの広告市場について解説しました。
次回をお楽しみに!!





