
第61回 Web2.0 EXPOにむけて - その1
早いもので10月ももうすぐ終わります。来月にはいよいよWeb2.0Expo が日本でも開催されます。今回から、11月15・16日の開催まで、もう一度Web2.0に関する考察を深堀していきましょう。
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[プロフィール] お がわ・ひろし●1996年、デル、ゲートウェイの代理店としてマレーシアにて日系企業及び在住邦人向けのPC通販ベンチャーを創業するなど、アントレプレ ナーとして活躍。その後日立製作所を経てサイボウズにジョイン。feedpathの基本設計を考案し、フィードパス株式会社のCOOに就任するが、 2007年12月に退任。現在は㈱サンブリッジにて起業準備中。ブロガーとしてSpeed Feed、「Web2.0BOOK」「ビジネスブログブック」シリーズなどの著作がある。 |
Web2.0 EXPOの意義
* Web2.0 Technology (Svcs & Platforms/Web Operations)
* Marketing & Community
* Design & User Experience
* Strategy & Business Models
* Product & Services
上に載せたのは、Web2.0 EXPOのトラックです。
まずWeb2.0のファンダメンタル、つまり基本的な考え方として、Web1.0からWeb2.0にむけて何がどう変わったのか、そして、これから先はどのような変化があるのかを俯瞰するトラックになっています。
次に、テクノロジーに関するトラックが並びます。Web2.0と呼ぶべき技術やサービスモデルを語ることになっています。さらに、マーケティングやコミュニティに関するトラックではインタラクティブ性を強めていく2.0時代のコミュニティや、コミュニティに対するマーケティングの手法についてを討議します。
さらにデザインやユーザーインターフェイスやユーザーエクスペリエンスの新しいトレンドや、マッシュアップなどの考え方についてのトラックが続き、ビジネスモデルやエンタープライズ2.0などの法人市場への応用や展望などについての議論が進められることになっています。
Web2.0というキーワードがなんであるかを明確に理解する人はまだまだ少ないのかもしれないし、これ以上増えていくこともない気もしますが、Web2.0というトレンドが既に身近に起きていること自体はなんとなくであっても感じ取ってくれる、そういうコンセンサスが2007年になって明確に見えてきています。自分が関わる業界によって別の角度でこのトレンドを見つめることは大きな意味を持っているといえるでしょう。

Web2.0への認識の変化と2008年のトレンド
2005年には、Web2.0とはなにか?
2006年には、Web2.0は金になるのか?
2007年は、Web2.0をどうビジネスにするのか?
このように議論の軸は変わってきています。2004年10月にWeb2.0Conferenceが開催され、その後業界関係者向けのWeb2.0 Summit、一般人向けのWeb2.0 EPROへと分化したこのイベントがいよいよ(3年遅れで)日本にくることによって、2008年のネット業界、IT業界のトレンドあるいは業界全体の景気そのものを占う良いチャンスになっていると思います。
たとえば、これから頭角をあらわすことを期待されるベンチャーに、プレゼンテーションの機会が与えられるローンチパッドの顔ぶれをみることは、その一つの方法です。

YouTubeなどの動画にテキストを挿入可能なサービス
●Openmaru・WikiベースのWebノートサービス「springnote」
●株式会社エクストーン・パーソナライズドポータル「trunc」
●クーエ・インテリジェンス・サービス「行列プロジェクト:いつ・どっちへ行けば良いのか決断できるように世界中の行列を可視化する」
少なくともこの4つのサービスはコミュニティ運営のようなサービスモデルではなく、マッシュアップか独自基盤かは別として、これまでの米国のWeb2.0ベンチャーに近い、テクノロジー型企業のようです。
いずれにしても、Web2.0 EXPOのそれぞれのディスカッションのあり方や、メディアや投資家サイド、市場の受け止め方次第で来年のIT業界のトレンドがはっきり見えてきます。
Web2.0EXPO開催まで、見所やポイントについて解説していきます。これまでの復習もかねて、よりいっそうWeb2.0の捉え方を明確にしていきましょう。
次回をお楽しみに!!





