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Web2.0とはなにか?

第6回 ブログの基本構造を支えるXHTMLとCSS


Web2.0は、Webの利用者の急増によって、Web上に存在するデータ量が一気に増大したことで発生したさまざまな現象によって特徴づけられていま す。Webの利用者を増やしている大きな要因はブログですが、そのブログの基本構造を支える技術、それがXHTMLとCSSです。これらの概要を今回は解 説していきます。

解説:小川 浩(フィードパス株式会社)

[プロフィール]

おがわ・ひろし●1996年、デル、ゲートウェイの代理店としてマレーシアにて日系企業及び在住邦人向けのPC通販ベンチャーを創業するなど、アントレプレナーとして活躍。その後日立製作所を経てサイボウズにジョイン。feedpathの基本設計を考案し、現在に至る。ブロガーとしてSpeed Feed、「Web2.0BOOK」「ビジネスブログブック」シリーズなどの著作がある。



ブラウザ戦争がXHTMLを生んだ

XHTMLが、Webページを記述するために作られたHTMLを、XMLの仕様に適合させることで新たに定義されたマークアップ言語であると、前回説明しました。XHTMLは、すでにW3Cによって仕様策定を行なわれ、標準化されています。

 
HTMLからXHTMLへの移行は、ネットスケープとマイクロソフトの血で血を洗うような、激しいブラウザ戦争の弊害によって生まれたと言っても過言ではありません。ブラウザベンダーが、それぞれ独自の拡張仕様をHTMLに加え、自社製品に実装した結果、HTMLはXMLとは整合性のない言語仕様になってしまったのです。ブラウザの仕様の差異を吸収し、どのブラウザ上でも情報を表示できる言語として、XHTMLが策定されたのです。


 
 

XHTMLとともに進化したCSS とは

このXHTMLの普及が加速するとともに、普及が進み始めたのがCSS(カスケード・スタイルシート)です。CSSはWebページの視覚表現を定義する標準仕様です。Webページのレイアウトや文字サイズなどは、通常HTMLを用いて記述されるのが普通でした。もちろん、HTMLにも視覚表現を制御するためのタグの仕様が含まれていますが、HTMLはそもそも文書の論理構造を記述するためのものであり、本来の目的に反した使い方であったといえます。
 

そのため、HTMLとは別にWebページの視覚表現を担う言語して、CSSが仕様策定されたわけです。CSSを利用すると、文字サイズやフォントの違い、文字飾りや行間などの情報を文書コンテンツとは別に記述できます。つまり、コンテンツとデザインを分離することができるわけです。
 
 


 
 
 

ブログがXHTML+CSSの組み合わせの普及を加速

したがって、XHTMLとCSSは別の言語であり、それぞれ別の進化の系譜を持つわけですが、Web2.0時代にあっては、この両者は密接した関係を深めるようになります。それは他ならぬブログの普及によるのです。

 
ご存知のように、MovableTypeに代表される最近のサーバーインストール型のブログソフトウェアは、記事の内容とデザイン、レイアウトを完全に分離させて管理します。この仕様に用いられているのが、XHTMLとCSSなのです。

「コンテンツとデザイン」の分離が、Webの2.0化を促進しているといわれても、なかなかすぐに「コンテンツとデザイン」の分離ということを理解できないかもしれませんが、これは非常に重要なことです。

Webページを作るため、コンテンツを作成する技術とデザインやレイアウトを作成する技術の2つをHTMLでまかなうには、それなりの知識や経験が必要でしたが、ブログを使えば、ほとんど知識がないユーザーでも、Webページを作成することが可能です。その簡単さを支えているのが、XHTML+CSSの組み合わせなのです。
 

Web1.0時代には、Webページを作るためにコンテンツを作成する人と、デザインを作る人が分離されていましたが、Web2.0時代にあっては、ブログを用いる限りにおいては、そんなことは必ずしも必要ありません。これがWebの利用者を急増させ、Web上のデータ量を一気に増大させた要因であり、それを実現させたのがXHTML+CSSなのです。

 
 

ブログと「XHTML+CSS」の組み合わせ概念図

ブログと「XHTML+CSS」の組み合わせ概念図

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